いや，居続ければ，無限地獄

イラク戦争は「始まったばかり」　2006/07/17

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20060717/1153105915

米陸軍トップのピーター・シューメーカー大将（陸軍参謀総長）は、１４日、米軍はイラク戦争で負けているとは思わないと言ったが、勝利しているという表現も避けた。そしてさらに、「イラク戦争は終わりに近いというより、始まったばかりだと考えている」と述べた。
　http://www.gazette.com/display.php?id=1319304&secid=1

陸軍参謀総長の職責は陸軍のトップであり、軍部隊への直接的な指揮系統からは離れるが、海軍、空軍、海兵隊のトップとともに統合参謀本部を編成し、大統領および国防長官の軍事顧問をつとめる。
　この日の発言は国防フォーラム財団の昼食会でのものだが、米軍はイラクで勝利しているのかという質問に答えたもので、「米国民はテロとの長期の戦いに備えるべきだ」とも語った。
「宗派間の抗争」を裏であおっているのが米国自身であるとはいえ、大規模な兵力の長期イラク駐留と米軍の損失の大きさは予想を上回っており、予期せぬ展開の作戦に国民の支持をつなぎとめようとしての苦しい弁明。
増え続けるイラク戦費（すでに３０００億ドル）と犠牲は、ブッシュ政府に大幅な兵力削減を迫る強い圧力となっている。米国防総省は、状況が許せば今年中にも兵力削減を実施したいと示唆したこともあったが、その後は実現の目途がまったく立っていない。
シューメーカーはこの日の発言で、戦闘任務への派遣期間を短縮すれば戦争に混乱をもたらすという理由から、兵力削減時期の見通しは視野に入ってないと述べたが、その一方では、１年を超える派遣期間は長すぎて兵士への精神的ストレスが大きいことを認めた。

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