【ねこまたぎ通信】

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 イラクの警備会社(傭兵企業)と訓練基地

URUK NEWS イラク情勢ニュース (webサイト) 
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/  

☆★イラクの警備会社(傭兵企業)と訓練基地 2006/05/19

Bラッセル法廷のウェブサイトに『イラク: 警備会社と訓練基地』というタイトルでサラハ・メイヤー氏が重要なレポートを書いている。

原題: Iraq: Security Companies and Training Camps
URL: http://www.brusselstribunal.org/SecurityCompanies.htm

<暗殺チームの背後/民兵、警備会社、特殊部隊と米軍がうごめく>という説明を付けて先に紹介したワシントン・ポストの記事では、イラク内務省とFPS(施設警備サービス)、暗殺チーム(death Squads)、米軍の関係がいま少しあいまいだったが、その関係を明快に指摘する貴重な論文である。
まずアメリカとイギリスの警備会社(いわゆる傭兵企業)が2003年にブレマー(当時、占領軍暫定当局)の作ったFPS(合計14万6000人を擁する一種の治安部隊)と緊密に関係し、内務大臣バヤン・ジャブルが警察内の暗殺チームとFPSを連携させているという。 (右上はYahoo photoにも掲載されたFPSメンバーの写真)
FPSのメンバーは大多数が元兵士あるいは治安・警備要員で、彼らは各中央省庁のみならず、病院、銀行、発電所、重要人物や民間企業の警備にもあたり、米軍と一緒に警備につくこともあり、創設過程から米軍と補完関係にある。
さらに、このレポートの主要部分では、彼らの訓練を請け負っているのが米・英の警備会社(傭兵企業)であることを指摘したうえで、主要企業の説明と30社の一覧リスト、訓練基地の所在地を暴露している。ファルージャで傭兵4人が殺害された(米民間人が虐殺されたと報道された)ことで表に出てきたブラックウォーター社などが名を連ねている。
また、『<サルバドル・オプションと暗殺チーム>に関連する記事』として、米・英占領軍が暗殺や爆破事件などのテロをおこなってきたことを示す多くの記事・レポートが紹介されている。(主として英文)

http://www.brusselstribunal.org/BritishBombers.htm

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