アマゾンで「ストーンヘンジ」に似た巨石遺跡発見

アマゾンで「ストーンヘンジ」に似た巨石遺跡発見　[ＡＦＰ＝時事]

http://news.www.infoseek.co.jp/afp/story.html?q=20060514afpAFP007012&cat=61

【リオデジャネイロ１３日】南米の仏領ギアナに近いブラジルのアマゾン盆地でこのほど、英国の「ストーンヘンジ」に似た巨石遺跡が発見された。造られた時期は最も古くて２０００年前の可能性があるという。グロボ紙が報じた。
遺跡が見つかったのは、ブラジル・アマパ州の州都マカパから約３９０キロ離れた仏領ギアナとの境界近く。同州科学技術研究所の考古学者マリアナ・ペトリ・カブラル氏が同紙に語ったところによれば、遺跡は高さ３メートルの花崗岩のブロック１２７個を規則正しく円形に配置した構造だ。
カブラル氏は、石が冬至を示すように配置されており、天文台として使われた神殿に似ていると指摘するとともに、１２月には太陽の動きの関係で日光がブロックの一つにある穴に差し込むため、農作業の予定を立てることや、宗教儀式に使われた可能性があると述べた。また、複雑な文化を持つ社会だけがこうした遺跡を造ることができたと語った。
遺跡が造られた正確な年代を特定するのは困難だが、付近で見つかった陶器の破片を基に２０００年前から５００年前の間と推定されているという。

[ 2006年5月14日13時44分 ]

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