【ねこまたぎ通信】

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 深刻な南アフリカの性暴力とHIV

性暴力と南アフリカ エイズと若者たち

ディプロ2005-10 - La jeunesse sud-africaine face aux violences sexuelles

23歳で、シンディスウェ・ムバンドルワさんは、今までに何度も性的虐待を受けてきた。実の祖父にレイプされたこともある。今ではHIV陽性。それはレイプ体験者の40%がたどっている運命である。この女性たちのうちに、南ア政府の公約していた感染予防措置を受けることのできた人は、皆無にひとしい。
世界保健機関(WHO)と国連合同エイズ計画(UNAIDS)は一致して、性暴力がサハラ以南のアフリカにおけるエイズ蔓延の最大の原因だと言っている。女性のほとんどは、性行為の際に相手に避妊を言い出せない。2004年3月末にスワジランドから帰国したステファン・ルイス国連アフリカ特使が公表した国連の統計にそれははっきり表れている。「周産期ケアセンターに通ってくる女性のHIV感染率は、1992年3.9%、1994年16.1%、1996年26%、1998年31.6%、2000年34.2%、2002年38.6%・・・。10年間でほぼ900%もはね上がりました。感染している女性の87%が30歳未満、67%が25歳未満です」。スワジランドでは、エイズのために、国民の平均寿命が37歳に短縮した。南アでは49歳である。
悲しいことだが、シンディスウェさんのようなケースはありふれている。ケープタウンに本部を置く市民団体レイプ・クライシス(1)では、レイプの件数は公式データを見ると年間5万2000件だが、実際はその20倍にのぼると見ている。2002年4月17日、南ア政府は、レイプ被害者には必ずHIV感染リスク軽減のため抗ウィルス薬による予防的治療(2)を受けさせると公約した。この公約から1年後に、政府はこの法案から、この予防措置、避妊薬とさまざまな性行為感染症治療薬の投与、それにカウンセリングを政府の義務と規定した1条項を削除した。ところが、レイプ犯人には、私立病院の費用、抗エイズ薬、それに彼がアルコールや麻薬の依存症患者であればそのリハビリテーションと治療も含めた完全な医療を提供するという条項は残したのである。以来3年あまりになるが、この決定について、まだなんの釈明もなされていない。

キラーコンドームという発想もむべなるかな.
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