【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

 「男らしさ」は「女々しさ」 情緒的な拘りに惑わされる

社説:サマワと日本 人々の善意につけこむな

http://www.mainichi-msn.co.jp/column/shasetsu/archive/news/2004/12/20041202ddm005070146000c.html
 「これは、男のやり方だ」。昨年のノーベル平和賞受賞者、シリン・エバディさんが自衛隊イラク駐留継続について述べたという。多くの子供が学べる多額の資金を「軍」に投じる。その行為に疑問を投げかけた言葉だ。
 人間の行動を性差で論ずることには基本的に反対だ。女性性が平和にむすびつくと単純に信じることもできない。
 だが、ここではあえて象徴的意味で「男性的やり方」という言葉にこだわってみたい。ひとつには、現実にイラク問題への態度に一貫した性差がみられるからだ。
 11月に毎日新聞が実施した世論調査でも、自衛隊の派遣延長を支持する男性は37%。対して女性は18%に過ぎない。ところが、イラク政策は男性中心の集団で決定されている。政治・経済活動における日本女性の意思決定力指数は世界38位。女性の意見が十分反映されていないのは明らかだ。
 自衛隊駐留に否定的なのは、力でものごとを解決することへの根本的嫌悪があるからだろう。自分は安全圏にいる為政者が、他人を危険にさらすことへの不快感もあるはずだ。
 これを現実を知らない情動的反応というのは簡単だが、では政府の意思決定は現場を十分知った上での分析的・論理的判断なのか。
 すでにイラク攻撃そのものの論理が破たんしている。攻撃は情動に左右された決断と見る方が自然だ。非戦闘地域に対する小泉純一郎首相の発言も論理性を欠く。自衛隊駐留継続の意味を納得させる現地のデータも示されていない。
 自衛隊をいったん派遣してしまった結果、撤退しにくい雰囲気が醸成されていることも確かだ。そこへ「逃げるのか」「テロに屈するな」といった勇ましい短絡的言葉で追い打ちをかけることは、冷静な判断の邪魔になる。
 オランダは、軍の撤退にあたり「イラク人の治安能力を向上させた」と主張している。日本も、イラク人自身の復興力を向上させたのなら撤退の理由になりうる。対米関係が重要だというなら、早期に撤退しつつ対米関係を親密に保つ方策にこそ頭を使ってほしい。
 「復興支援」が政府の建前だとしても、イラク人を助けたいと思う気持ちは性別によらない。そうした国民の善意につけこんで、なし崩しに自衛隊派遣を延長することは認められない。自衛隊の活動をイラク人に渡し、力によらない日本らしい支援を考えるべきだ。
 今回、日本人はイラクについて何も知らないことを実感したのではないか。他国の文化や宗教、生活ぶりを知らずに人道支援も国際協力もできない。日本の安全も守れない。そのことを念頭におき、自衛隊は現地での体験を報告書として公開し、今後の参考にしてはどうか。男社会の意思決定が世界平和を実現したためしは、これまでないのだから。
毎日新聞 2004年12月2日 0時41分

本当に他国の文化や宗教への十分な理解があれば、もともと戦争なんか起こさないだろう。
参照:戦争の深層にあるもの - 【ねこまたぎ通信】
   マンデラパーンチ! ( ゚∀゚)=◯)`Д゚)・;' - 【ねこまたぎ通信】

今日の自衛隊

http://www.janjan.jp/world/0412/0412011183/1.php

『産経』は第2次イラク復興業務支援隊の田浦正人隊長(一佐)のインタビュー記事で、「11月29日、30日には、自衛隊が派遣されて初の“帰らないで署名運動”まで起き、1500人もが署名したようだ」「11月の感謝デモを報じたのは産経新聞などわずかだ」といった発言を載せている。

11月の感謝デモ http://www.jda.go.jp/jgsdf/iraq_index161112.html
馬鹿かお前は,だったらさー,自衛隊撤退要求デモもHPに載せなよ.それが公平というものでしょう.お前達がプロパガンダやってるから,ちゃんと伝わらないものを伝えなきゃしょーがないんじゃないか.
サマワ自衛隊お気楽日記:http://d.hatena.ne.jp/takapapa/20041115#p2
いいから,死ぬ前に殺す前に帰ってこい.

英国総領事が宿営地訪問=陸自指揮官らと懇談−サマワ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041201-00000803-jij-int
 【サマワ1日時事】イラク南東部を統括する英国軍関係者によると、同国南部バスラの英国総領事が30日午後(日本時間同日夜)、サマワ陸上自衛隊宿営地を訪問し、3次隊指揮官の松村五郎一等陸佐や外務省サマワ事務所長らと懇談した。英軍が統括するイラク南東部4州を視察するのが目的で、この日はサマワ地元ムサンナ州知事や州評議会なども表敬したという。 
時事通信) - 12月1日17時1分更新

イギリスが治安維持に入ったら,間違いなく君ら死ぬよ.かえって危険だくらい判るでしょうに.ポチは煽動するために君たちを殉死させようとしているんだぜ.オランダが親切にそうほのめかしているでしょ.

他国の治安支援必要ない サマワ陸自でオランダ

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=JOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2004113001003371
 来日中のカンプ・オランダ国防相は30日、東京都内で記者会見し、イラク南部ムサンナ州(州都サマワ)に駐留するオランダ軍が来年3月半ばに撤退した後の治安維持について「日本の部隊は(他国部隊に)守ってもらう必要はない」と述べ、サマワで活動する陸上自衛隊は自ら部隊を守るべきだとの基本的な考えを示した。
 国防相はその理由について、サマワイラクの他の地域より安全で「この先も(散発的)事件は起きるだろうが、敵はおらず非戦闘地域といえる」と指摘。イラク警察など地元の治安組織が育ってきたことや、陸自部隊のレベルが高く装備も整っていることから「自衛隊はかなり上手に自己防衛できる」との認識を示した。

ったく,いつまでも思考停止していないで,少しは見習ったらどうか.

独首相、常任理入りに意欲 イラク派兵「今後もない」

http://www.asahi.com/international/update/1202/003.html
 ドイツのシュレーダー首相は8日からの訪日を前にして、朝日新聞記者の質問に書面で答えた。国連安全保障理事会の改革については、「世界の平和と安全の維持に重要な貢献をしている先進国も考慮しなければならない」と、ドイツが日本とともに常任理事国入りすることに強い意欲を表明。国連改革に向けて両国が緊密に意見を調整していることを明らかにした。小泉首相との会談では、常任理事国入りを目指す日独の協力も焦点になる、と示唆した。
 シュレーダー氏は「世界的な課題は良好に機能する多国間協調体制でしか解決できない」として、国連などを舞台にした多国間協調を最優先する立場を改めて強調した。ドイツは「日本と同様に、拡大された安保理の常任理事国として一層の責任を果たす意欲があり、それをこなせる能力もある」と常任理事国としての資格に自信を示した。国連への貢献については「独日両国はお互いに支援し合い、綿密に意見調整している」とした。
 イラク問題では「我々も安定した民主的なイラクを望んでいる」として、アラブ首長国連邦イラクの警察と兵隊を訓練していることを指摘。文民部門による復興活動を「もっと支援したい」としたが、「現在のイラクの安全状況がそれを許さない」とイラクの治安情勢には強い懸念を示した。米英主導のイラク戦争にドイツが参加しなかったのは「しかるべき根拠、理由があった」からで、「今後もイラクにドイツ兵を派遣しない」と、派兵を拒む立場を鮮明にした。
(12/02 03:09)