【ねこまたぎ通信】

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「同時テロ」か ロシア機墜落、計89人全員の死亡確認

 モスクワ南方のトゥーラ州とロシア南部のロストフ州で24日夜(日本時間25日未明)、2機の旅客機がほぼ同時に墜落・行方不明になった事件で、ロシア緊急事態省は25日、両機が墜落して乗客乗員合わせて89人全員が死亡したことを確認した。また連邦管制センターが、1機からハイジャック信号を受けていたことが分かった。2カ所の現場では、情報機関の連邦保安局(FSB)がフライトレコーダーを回収し、解析を急いでいる。ロシア政府は、29日のチェチェン大統領選挙にからんだ独立派の武装勢力による「同時テロ」との疑いを強めている。

 トゥーラ州で墜落したボルガ・アビアエクスプレス航空機には乗客35人と乗員8人、ロストフ州で墜落したシベリア航空機には乗客38人と乗員8人が乗っていた。両機はそれぞれ午後10時56分と同59分の3分間隔で管制レーダーから機影が消えた。

 捜索を指揮するショイグ緊急事態相は25日午前、記者団に対して「現場に生存者はいない。全員が死亡した」と語った。プーチン大統領は、墜落原因の究明にあたる国家委員会を発足し、レビーチン運輸相を議長に任命した。

 ロストフ州のチシュコボ村では25日未明、シベリア航空機の機首部分が発見された。残骸(ざんがい)は周辺約10キロ四方に散乱しており、航空専門家は空中爆発したとみている。

 シベリア航空広報室によると、同機は墜落直前の40秒間、連邦航空管制センターに「ハイジャック信号」を発信していた。FSBは回収されたボイスレコーダーとフライトレコーダーの記録から、「乗っ取り」を裏付ける証拠がないか調べている。

 同機が向かっていたロシア南部の黒海の保養地ソチには、プーチン大統領が休暇で滞在中だった。事件発生を受け、大統領は25日夕、急きょモスクワに戻った。

 政府内では「同一犯グループによる乗っ取りか、爆破テロ」との見方が浮上している。FSBのイグナチェンコ報道官は「現場ではまだテロの証拠は見つかっていない」とする一方、「機内で爆発があったかどうかを検証している」と語った。下院安全保障委員会のイリューヒン委員は「チェチェンの独立勢力がかかわって周到に準備されたテロ行為だ」と指摘した。

 チェチェン武装勢力からの犯行声明は出ていない。同勢力のうちマスハドフ元大統領派のウェブサイト「カフカス・センター」は25日、「ロシアで2機の旅客機が爆破された」と発表したが、「爆破」への関与は否定している。

(08/25 23:15)


チェチェン関連ですかねぇ。

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