タイ初の地下鉄が開通し利用者殺到

　タイ初の地下鉄がバンコク都内で7月3日に開通し、午後7時19分に最初の電車が運行を開始した。これに先立ち、プミポン国王陛下とシリキット王妃陛下など王室関係者による開通式がフアランポン駅で午後5時30分に挙行されている。開通式後の6時ごろ、国王陛下らは同駅から終点のバンスー駅まで試乗された。

　営業運行が始まると多くの乗客が1番電車に乗るため駅のホームに押し寄せた。乗客のなかには500km以上離れた地方から開通日に合わせて上京した人も多かったという。翌4日も始発駅のフアランポンとバンスー駅には早朝から多くの乗客が押し寄せた。この日は日曜日とあって子供を連れた家族の姿も目立った。

　しかし、3両編成の車両は乗客がすし詰め状態になるほどで2〜3本後続の電車を待たなければならない乗客も多数いたほか、乗り降りに時間がかかり、通常20秒の停車時間が5分ほどもかかった駅もあった。

バンコク週報