【ねこまたぎ通信】

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世界で最も翻訳が難しい単語はコンゴの「ilunga」

BBC】この度、言語学者凡そ1000人を対象に行われた調査にて”世界の翻訳が難しい言葉(単語)”を集計した結果、最も翻訳が難しい言葉はコンゴ南東部で用いられるチルーバ語の「ilunga」であると確認されたとのこと。この「ilunga」は「一度目はどんな悪口でも許し、二度目には我慢し、三度目は決して許さない人物」を意味するという。これは一見理解しやすいように聞こえるが、言語学者達の見解によれば、この言葉が最も翻訳が難解な言葉であるとしている。また「ilunga」に続く第二位の言葉はイディッシュ(ドイツ語をベースしつつヘブライ語、スラヴ語を交えた東欧のユダヤ系言語)における「shlimazi」で、この言葉は「慢性的に不幸な人」を意味している。また第三位は日本の関西弁における「Naa」で、これは、誰かに同調するか、あるいは発言を強調する際に用いられる言葉である(としている)。

また今回の調査を行った英国のToday Translations社(多言語翻訳専門企業)代表ジャルガ・ジリンスキニさんによれば、一見するとこれら上位の言葉の定義は非常に明確であり、理解しやすいように思えるものの、いざ、これらの言葉をそれぞれ自分たちの言語と合わせて用いようとする際に大きな問題が発生すると話している。

「こうした言葉に当たった際、普通はまず辞書を引いて、、意味を調べるでしょう。しかし最も重要なのは、それらの語がいずれも強く文化的経験、、そして文化的な語勢に依存しているという点です。」

またこうした難解な意味を持つ言葉は同時通訳者にとっても、いたずらに説明に時間がかかる悩みの種であり、政治やビジネス、スポーツなどの文脈で用いられる専門的なジャーゴンも同様であるとしている。

またジリンスキニさんは個人的にクリケット用語の「googly」という言葉(レッグ・ブレークと見せかけたオフ・ブレーク、を意味する)が嫌いであるとし、「しかしそもそもほとんどの人々はクリケット自体知らないですからね、ナー(Naa)」と語っている。