【ねこまたぎ通信】

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マラッカ海峡での米軍行動に強い難色 マレーシア国防相

 マレーシアのナジブ副首相兼国防相は6日、アジア安全保障会議(英国際戦略研究所主催、朝日新聞社など後援)で演説し、米国が提唱したアジア太平洋の地域海洋安全構想(RMSI)に関して「実際の船舶に対する阻止行動は、沿岸諸国が行うべきだ」と語り、米軍がテロ対策を名目にマラッカ海峡周辺で作戦行動をすることに強い難色を示した。

 RMSIは先月初め、ファーゴ米太平洋軍司令官が詳細を明らかにしたもので、テロリストや海賊などに対し、米軍が地域の有志諸国と共同で、(1)正体の識別(2)行動の監視(3)海上阻止――をするという内容。アジア太平洋地域を舞台にした新たなテロ対策の有志連合といえる。

 ナジブ氏は「(マラッカ海峡の)沿岸諸国と他の国々との間で協力を強める必要性は認めるが、外国軍の大規模なプレゼンス(存在)は逆効果だ」と語り、米軍を中心とした他国の軍隊が展開することは受け入れられないとの考えを強調した。 (06/06 23:30)

asahi