【ねこまたぎ通信】

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6割が1日400円以下の生活 ILOがパレスチナ報告

 【ジュネーブ1日共同】国際労働機関(ILO)は1日、イスラエルとの紛争長期化により、ヨルダン川西岸ガザ地区に住むパレスチナ人の失業問題が深刻化、西岸ガザ地区の全パレスチナ人口の約62%に上る約237万人が1日3・6ドル(約400円)の貧困ラインを下回る生活を強いられているとの報告をまとめた。1998年(約62万5000人)からの5年間で4倍近くに増加したとしている。
 ILOによると、昨年第4四半期の失業率ガザ地区が31・9%、西岸が20・7%で、いずれも前年平均より7ポイント前後改善した。しかし、職を探す意欲を失った潜在的失業者を加えると、広い意味での失業率は35・3%に達する。
 ILOは「これほど高い失業率を長期間経験した社会の例は歴史上ほとんどない」と憂慮している。