ファルージャで2日連続戦闘 夜間空爆も
2004.04.28
Web posted at: 10:22 JST - CNNイラク・ファルージャ(CNN) 駐留米軍とイスラム教スンニ派武装勢力が対立する中部ファルージャは、停戦期限切れを迎えた27日夜、米軍と武装勢力との間で2日目となる激しい戦闘があった。武装勢力側の死者は60人以上に上っているという。
米海兵隊によると、武装勢力拠点のあるファルージャ北部ジョラン地区の2カ所に対し、A130攻撃機や戦車砲で攻撃を加えた。少なくも武装勢力60人以上が死亡した模様。また現地からの映像などでは、多くの民家が大破した様子が見える。
同地区では26日にも、激しい戦闘で米海兵隊員1人と武装勢力8人が死亡したばかり。
米国防総省は、2日連続の攻撃は、武装勢力から迫撃砲が撃ち込まれたことに応戦したものと説明。停戦合意を反故にするものではないとしているが、ファルージャでは連日の攻撃で停戦は有名無実化しているという見方が強い。
駐留米軍報道官のキミット准将は、27日に米軍とイラク警察による市内合同パトロールを実施すると話していたが、実際にはパトロールは始まらなかった。