インド総選挙投票始まる 有権者６億人、世界最大

　【ニューデリー２０日共同】インド総選挙の第１回投票が２０日、アンドラプラデシュやグジャラートなど１３州と連邦政府直轄地３カ所で行われた。選挙で選ばれる５４３議席のうち、今回投票されるのは１３９議席。
　有権者数約６億７０００万人と世界最大の選挙で、要員確保などのため投票は５月１０日までの５回に分けて実施、１３日に一斉開票される。大勢判明は１４日ごろの見通し。
　事前の世論調査などでは、バジパイ首相率いるインド人民党（ＢＪＰ）が第１党を確保する勢いで、同党など約２０党でつくる国民民主連合（ＮＤＡ）政権継続の見方が強まっている。
　最大野党の国民会議派はウッタルプラデシュ州での選挙協力が不調に終わるなど苦戦。ネール初代首相のひ孫で、ソニア・ガンジー総裁と故ラジブ・ガンジー元首相の長男ラフル氏の立候補などで追い上げているとの見方もある。