やっぱり
「悪いのはビンラディン」 米大統領、批判に反論
【ワシントン14日共同】ブッシュ米大統領は13日の会見で、米中枢同時テロ発生前の政府の対応をめぐり国内の批判が高まっていることに対して「航空機がビルに突っ込むなんて誰も想像していなかった。悪いのは(アルカイダ指導者の)ビンラディンだ」などと反論した。
記者からは「謝罪する気はないのか」「個人的責任は感じないのか」などの厳しい質問が出たが、自身の不手際や対応の不十分さを認める発言は最後までなかった。
会見に先立ち行われた同時テロ調査委員会の尋問では、連邦捜査局(FBI)のテロ関連予算の拡充要求をアシュクロフト司法長官が事件前日に却下していたとの新証言が明らかになるなど、ブッシュ政権の不適切な対応が徐々に浮き彫りになっている。
大統領は、先に公表された機密報告書に関しても「新しい情報は何もなかった」とし、報告書が新たなハイジャックの危険性を指摘していた点については、航空機を使った「自爆テロ」を想定していたわけではないと主張した。
東京新聞