スー・チーさん「軍事政権は変化を嫌っている」
[ヤンゴン 23日 ロイター] ミャンマーの民主化運動を率いるアウン・サン・スー・チー国民民主連盟(NLD)書記長は、軍事政権が民政移管に関心を持っているとは思えないと述べ、同国への経済制裁を解除するのは時期尚早だとの見方を示した。
NLD本部で会見したスー・チー書記長は、軍事政権側は変化を嫌っているが、変化は不可欠だと指摘。その上で、国家平和発展評議会(SPDC)が本当に国家の繁栄を重視しているならNLDと協力するはずだが、そうした姿勢はみられないと批判した。
NLDは2000年後半に、国連を介してSPDCとの信頼醸成のための対話を開始したが、民政移管に関する実質的な協議は実現しなかった。