【ねこまたぎ通信】

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政権奪還へ野党連携が実現―台湾 再選目指す陳総統は苦戦も

 【台北18日時事】台湾の最大野党・国民党と第二野党・親民党は十八日、政策協調を行う「国親政党連盟委員会」を発足させ、連戦国民党主席と宋楚瑜親民党主席をそれぞれ正副総統候補として、二○○四年の総統選挙で民主進歩党陳水扁政権に挑む布陣を整えた。

 両氏は二○○○年三月の前回総統選ではたもとを分かって出馬し、陳氏に敗北。今回も「宋、連両氏とも総統の座を狙い、連携は不可能」(民進党筋)との見方が出ていた。特に、前回善戦した宋氏が副総統候補に甘んじるわけはないとされたが、宋氏は「連総統」の下で問題の解決に当たりたいと述べ、妥協したことを明確にした。

 二野党連携が陳総統にとって最大の脅威であるのは間違いなく、宋氏は自ら一歩身を引くことでそれを実現に導いた。宋氏は当選すれば行政院長(首相)を兼任し、実際の政権運営を握りたい意向ともされる。

 一方、陳政権は過去三年間の施政で目立った成果を上げていないことなどから、防戦を強いられそうだ。地元テレビの世論調査では、前回と同様に「陳総統呂秀蓮副総統」の組み合わせで臨んだ場合、支持率は陳陣営36%に対し、連・宋陣営が48%となっている。