金目のモノはみんなアメリカが空母に載せて持って帰るらしい。
鉛筆から救急車、盗品の山 モスクが呼び掛け続々返却
【バグダッド17日共同】略奪が頻発したイラクの首都バグダッドで、返却を呼び掛けたモスク(イスラム教寺院)に続々と盗品が集まり、倉庫にあふれてイスラム指導者が処分に苦慮している。
バグダッド北部アッショアラ地区にあるイスラム教シーア派のアルマハディ・モスクでは、三百平方メートルの倉庫が返却された盗品で埋まった。鉛筆、発電機といった“手軽な”ものから、重さが三トンもある大型印刷機まで、数千点が集まった。
中には病院から盗まれた救急車もあり、敷地に入りきらずモスクの前で野ざらし状態に。モスクの受付台は、大統領宮殿にあるような豪華な食卓に取って代わられた。
モスクの責任者ハディ・モハマダウィ師(45)は「バグダッドで略奪が始まった九日から、コーランの教えに基づいて返却を呼び掛けると、信者らが次々と盗品を持って現れた」と説明する。
小麦粉など食料品の一部は既に地域の貧困家庭などに配られたが、盗品があまりに多くて処分方法が決まらず、近くシーア派指導者の会合で対策を検討する予定という。
(了) 04/18