【ねこまたぎ通信】

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民政下で初の大統領選 ナイジェリア

 1999年に民政移管したアフリカの大国、ナイジェリアで19日、民主化の成熟度を測る試金石となる民政移管後初の大統領、州知事選挙が行われた。即日開票され、大勢は一両日中にも判明するとみられる。
 大統領選には19人が立候補したが、現職で再選を目指す与党、国民民主党(PDP)のオルセグン・オバサンジョ氏(66)と、野党の全ナイジェリア国民党(ANPP)のムハマドゥ・ブハリ氏(60)の事実上の一騎打ち。

 12日の連邦議会選挙では、PDPが上下両院ともANPPを大きく引き離して過半数を制しており、オバサンジョ氏が大差で勝利できるかどうかが焦点。州知事選挙は全36州で実施された。

 19日午後も大きな混乱は伝えられておらず、投票はおおむね平穏だが、南部で投票用紙が届かないなどのトラブルがあったもようだ。

 野党側は議会選で不正があったとして結果受け入れを拒否する方針で、与野党間の緊張が高まっている。また、オバサンジョ氏はキリスト教徒、ブハリ氏はイスラム教徒で、オバサンジョ氏再選の場合、イスラム教徒の多い北部で両教徒の衝突が再燃する可能性も指摘されている。

 投票には、国連欧州連合(EU)などが監視団を派遣。日本も在ナイジェリア大使館員が首都アブジャの投票所で監視に当たった。(共同)