【ねこまたぎ通信】

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国連人権委での強硬案否決を歓迎−キューバ

サンパウロ19日綾村悟】キューバ外務省は十八日、中米コスタリカ国連人権委員会に提案したキューバ非難決議案が、十七日の同委員会評決で否決されたことを歓迎するコメントを出した。コスタリカ案は、今月初めに「国家反逆罪」などの罪で六年から二十八年の懲役刑判決を受けた反体制派七十五人の釈放などをキューバ政府に求めたもの。キューバ政府は、米政府関係者がこれら反体制派メンバーらとキューバ政府転覆に関する会合を持ち、資金援助を行ってきたと非難している。
 ただし、国連人権委員会は同日、“キューバ国内での人権問題を調査する国連調査団を同国が受け入れるべきだ”とした、ペルーやコスタリカなど中南米四カ国による共同提案については同決議を採択した。国連調査団のキューバ訪問は昨年の人権委員会で既に採択されており、今回の決議はキューバに再度入国受け入れを迫るものとなる。この決議に対し、キューバ政府は調査団受け入れを拒否する構えをみせており、ペルーなど提案を行った国に対して「米国のいいなりになっている」と非難している。