【ねこまたぎ通信】

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シリア外相「米国は第3の標的探している」と怒りあらわ

 シリアのシャラ外相は12日、中東を歴訪中のドビルパン外相との共同会見で、「米国は第3の標的を探している」と怒りをあらわにした。ブッシュ大統領らが「シリアがフセイン政権幹部を保護している」などと名指しで指摘したことについて、「我々に問題があると言うのなら、証拠を見せてみろ。何も見せられないじゃないか」と話した。

 シャラ外相は「シリアは一貫してイラク国民のために戦争に反対してきた。戦争を防ぐためにベストをつくした」と、アラブ諸国唯一の国連安保理非常任理事国としての外交努力を強調。しかし、米側が指摘しているシリアがらみの疑惑を質問されると「米国はアフガニスタンイラクで続けることができないので、第3の標的を探している。我々はこれを止めなくてはいけない」と、怒りをぶちまけ始めた。

 さらに、「米国は悪意に満ちたゲームをけしかけている」「我々は超大国の犠牲者ではないか」などと激しい口調になり、ドビルパン外相に「抑えて、抑えて」と止められる場面もあった。

 記者団から「パウエル米国務長官は何か伝えてきたか」と聞かれると、「私が最後に彼から受け取ったメッセージは昨年11月だ」と即答。「安保理決議1441が採択された前夜、彼は『あなたが賛成してくれれば、戦争への口実には使わない』と手紙で伝えてきた。それなのに、何が起きたか考えてくれ」と、興奮した様子で話した。 (04/14 01:41)