【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

なりふり構わないとは,このこと.通常戦では勝ち目がないと気づいたみたい.

米英 狂ったような大規模攻撃

バグダッドに25キロ 補給線を無視 異常な進撃

爆撃機1000機”“巡航ミサイル700発”特殊大型爆弾も

 イラクの首都バグダッドに迫っている米軍の先頭部隊は2日、首都南端から約25キロの地点に到達した。南西部から陸軍第3歩兵師団、南東部から海兵隊第1海兵遠征軍が進撃しており、バグダッド包囲網を築きつつある。しかし、その進撃の仕方は、ミサイルや砲撃による大規模攻撃で、ブルドーザーのようにイラク軍を蹴散らすもの。

イラク中部カルバラ周辺では3000人のイラク兵のうち1200人が死亡した。ロイター通信によると、クート近郊では2発の大型爆弾が爆発しており、米軍が特殊大型爆弾デージーカッターを使用したと見られている。これに対し、イラク軍の抵抗は散発的なものにとどまっており、主力部隊を温存する「計算ずく後退」との見方もある。
▼ カルバラでイラク兵1200人を“皆殺し” ▼

 米CNNは2日、米陸軍第3歩兵師団が共和国防衛隊のメディナ機甲師団を攻撃し、バグダッド南80キロの要衝カルバラを確保したと報じた。また、米海兵隊第1海兵遠征軍は共和国防衛隊のバグダッド師団を攻撃し、バグダッド南東170キロの重要拠点、クートも陥落させたとしている。

 米統合参謀本部のマクリスタル作戦副部長は2日、国防総省で記者会見し、「メディナバグダッド師団はもはや戦力とはいえない」と述べ、両師団を事実上壊滅させたことを明らかにした。同副部長によると、米英軍は前日の空爆爆撃機など1000機以上が出撃、イラク政権中枢や共和国防衛隊などに巡航ミサイル700基以上と精密誘導弾を投下した。カルバラの戦闘ではイラク兵1200人が死亡したとしており、同副部長は「明日にも米軍はフセイン政権中枢を脅かすだろう」と言いたい放題だった。

 メディアの「作戦ミス」批判を封じ込めるような米軍の進撃は続いており、CNNは一部部隊がバグダッドに25キロに迫ったと報じている。

 前線部隊の一部はイラク側の化学兵器使用に備え、防護服を着用した。米中央軍のブルックス作戦副部長によると、イラク側はバグダッド周辺に化学兵器使用に踏み切る「限界線」を設定しており、米英軍は「その限界線を越えた」としている。雨アラレの攻撃でイラク軍を蹴散らし、進撃を急ぐ米英軍は「短期決着」へ意地になっているとしか思えない。

日刊ゲンダイ