この国のどこに自由があるのですか？

イラク系住民数千人を聴取　軍事情報の収集などで

2003.03.28
Web posted at: 17:02 JST - CNN

ワシントン（ＣＮＮ）　米連邦捜査局（ＦＢＩ）のマラー長官は２７日、下院歳出委員会小委で証言し、対イラク攻撃に関連し、米国内に居住するイラク系住民約８０００人の聴取を実施、軍事作戦遂行に有意義な情報の提供を受けていることを明らかにした。

米国内には現在、推定約１万１０００人のイラク系住民がおり、元軍人や開戦前後に米国に到着した民間人などもいるとみられる。長官は、聴取を関係住民の同意によって実施していると指摘。イラク軍の塹壕（ざんごう）の配置状況、軍施設、通信システムや軍幹部の名前などで情報収集していると述べた。

聴取は今後数日間で終了する見込み。長官によると、聴取を受けた住民がその方法などで苦情を示すことはないとしているが、米人権団体などは脅迫された事実を個人的に漏らす住民もいると問題があることを指摘している。