【ねこまたぎ通信】

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 ぼのぼの

国中の時計が毎日150秒遅れる ベネズエラで続く珍事

2003.03.01 Web posted at: 07:36 JST - REUTERS

 ベネズエラ・カラカス(ロイター) 南米ベネズエラで、国中の時計が毎日150秒ずつ遅れるという珍事がここ1年ほど続いている。その理由は電力不足だ。

 同国では大規模な旱魃(かんばつ)のために01年2月、南東部にある大きな水力発電所が稼動できなくなった。それに伴う電力不足を補うため、電源周波数を少し下げるという措置が取られている。

 この影響を受けているが、同国内の時計だ。同国の送電を担当している機関のミゲル・ララさんは「時を刻むものはすべて影響を受けている。コンピューターやテレビは大丈夫だが、時計だけはだめだ」と話す。

 この措置はここ1年ほど続いており、時計の遅れは計14時間36分に達している。

 だが、同国の人はあまり気にしていない。ある航空管制官は「確かに時計は遅れる。でも3カ月に1回合わせているから大丈夫」と話す。事故も起きていないという。

 カラカスの町を行く人も、この時計の遅れにあまり気付いていないようだ。

 運送会社で働くレネ・オスルナさんは「私は日の出とともに起きる。もし私が職場に2分遅刻したとしても、ほかの人も2分遅れるからいいじゃないか」と話している。


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 ホントにほのぼのとしたいい話じゃないですか.東京電力の不祥事から原子力発電所が停止しているため,東京周辺は予備電力がほとんどゼロの状態らしいですが,ベネズエラの人たちくらいの心の余裕があれば,全然問題じゃない.

 いいじゃん,二分くらい遅れたって.みんな遅れるんだし.いいじゃん,電気が足りないのもみんな同じだし.テレビのお馬鹿なバラエティ番組を見たり,インターネットでエロ画像探しまくったりしてないで,テレビを消して本を読んだり,家族と話をしたり,子どもと一緒に絵を描いたり,カードゲームを楽しんだり,夫婦の愛を確かめ合ったり……,電力不足は,ゆとりを持って,心を豊かにする絶好のチャンスかもしれない.