国会議員の女性比率４９％、ルワンダが世界一に

　ジュネーブに本部がある列国議会同盟（ＩＰＵ）は２２日、中部アフリカのルワンダでこのほど行われた国会（下院）議員選挙で、定数８０のうち女性が３９議席を獲得、女性比率４９％と世界で最も「男女平等」に近い議会が誕生したと発表した。

　女性に割りあてられた２４議席に加え、「指定席」でない選挙でも１５議席を獲得した。同国で初めて実施された複数政党が参加する選挙だったという。同時に行われた上院選挙では定数２０のうち、女性枠３割の６議席を獲得した。

　これまで国会（一院または下院）議員に占める女性比率が最も高かったのは、スウェーデンの４５％だった。やはり北欧諸国のデンマーク（３８％）、フィンランド（３８％）がこれに次ぐ。

　ルワンダの選挙結果を受けて改定されたＩＰＵの国会議員女性比率ランキングによると、日本（衆議院）は７．３％で、１７４カ国（諮問議会などを含む）中１３０位。世界平均１５．２％の半分以下、先進国の中では最低となっている。 (10/23 15:28)