でぶがしぶとい
成人後、体重が減ったら要注意 死亡率、体重増より高く
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042301000261.html
成人後に体重が増えた人よりも、減った人の方が死亡率が高いとの研究結果を、厚生労働省研究班（主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長）が２３日、発表した。
研究は岩手、秋田、長野など１０都府県の４０−６９歳の男女約９万人を対象に、２０歳の時からの体重が（１）５キロ以上減少（２）５キロ以上増加（３）変わらない（増減の幅が５キロ未満）−の３グループに分類。約１３年間追跡調査し、体重の増減と死亡との関連を調べた。
男性では体重が減った人は、変わらなかった人に比べ１・４倍総死亡率が高く、逆に体重が増えた人の死亡率は低かった。５０、６０代で体重が減った人は、がんや循環器疾患による死亡率が高くなっていた。
女性でも、体重が減った人は、変わらなかった人に比べ総死亡率が１・３倍高かったが、がん、循環器疾患による死亡と体重減の関連はみられなかった。
調査した斉藤功愛媛大准教授（公衆衛生学）は「成人後には体重が増えるのが一般的なので、体重が減った人は、何らかの健康障害が背景に隠れていると考えられる。体重が減っている人は自分の健康管理に注意が必要だ」と話している。
【共同通信】
