【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

 感心している

「テロ特措法」ってのは,正式には「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法」といいます.
基地外のポチがごり押しして作った法律なのでブッシュのちんちんペロペロに違いないのですが,最近のニュースを斜め読みしているうちに,この「テロ特措法」が,米国の「F76 Fuel」という燃料を三倍の価格で購入して,わざわざインド洋まで出向いて無料で米国の戦艦に供給するための法だということがわかりました.
日本軍がインド洋で給油しているこの「F76 Fuel」という燃料は,米国海軍が特注して作らせNATO諸国が共用して使っている硫黄分の少ない上質軽油のことであり,防衛省がいうような「一般的な船舶燃料」ではなく,純然たる「戦艦」「空母」用の「特殊な燃料」のことだそうです.
「テロ特措法」は,日本国民からむしり取った血税でこの燃料を買い取り,米国の軍事費援助として環流するような仕組みになっているらしい.
また,「F76 Fuel」は,かつてコンディが役員を務めていた米国のシェブロンバーレーン精油供給している燃料であり,さらには,仲介しているのが日本のとある商社で,自民党議員の利権にもなっているため,是が非でも燃料供給を継続したいというわけであるそうな.
「F76 Fuel」は,イラクでの戦闘に使用されたことを米海軍はwebサイトで明示していましたが,今は削除されているそうな.日本政府は,米国との密約に関する公文書が出てきても,わしゃ知らん,という人たちで構成されていますので,決して認めることはないでしょうが,たとえ戦闘に使用されたということが明るみに出ても米国がイラク占領の理由を大量破壊兵器→対テロ→民主化と言い換えてきたようにその場しのぎの「政府見解」で言い逃れていくことでしょう.
イラクでは現在も日本軍が空輸活動を行っていますが,米軍の人道支援をバックアップするためだそうで,どうやらイラク人を殺したり,レイプしたり,拷問したりすることを戦争業界では人道支援と呼んでいるらしい.
米国は世界最大のテロ国家ですので,当然日本はテロ支援国家であり,「テロ特措法」は実質的にテロを支援するための法律って事ですが,よくまあ,次から次へとこういう悪辣な手口を思いつくなあ,と感心している次第です.

自らの活動が生み出した諸問題を解決しえないことが明らかになった文明は衰退しつつある文明である。

自らの抱えるもっとも根本的な諸問題に目を塞ぐことを選ぶ文明は病に蝕まれた文明である。

自らの原則を策を弄して欺く文明は瀕死の文明である。

 − エメ・セゼール


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