【ねこまたぎ通信】

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 ファルージャは「皆殺し作戦」の様相

ファルージャは「皆殺し作戦」の様相  ダール・ジャマイルの中東速報 [イラク情勢ニュース]

 http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0001590;jsessionid=1c7p2ezb23

URUK NEWS イラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2007/04/09 (月)

  [飛耳長目録 today's news list]

ファルージャは「皆殺し作戦」の様相  ダール・ジャマイルの中東速報

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☆★ファルージャは「大虐殺作戦」の様相
  Fallujah Fears a 'Genocidal Strategy'
ダール・ジャマイルの中東速報 2007年3月30日付

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Dahr Jamail's MidEast Dispatches
http://www.dahrjamailiraq.com/hard_news/archives/iraq/000556.php#more

Inter Press Service
Ali al-Fadhily 

ファルージャ、3月30日発 バグダッドの西に広がる不安定なアンバル州に住むイラク人は、日常のこととなった米軍による殺人を多くの者が「皆殺し作戦」(大量虐殺戦略)の一環だと受け止めている、とレポートしている。
昨年2月にサマッラにあるアル・アスカリ廟で奇怪な爆発があって以降、イラク政府と米軍は殺人を止めるためにいかなる有効な手だても講じることもなく、平均100人以上のイラク人が毎日殺されている。
米軍部隊ならびに米軍と行動を共にしているイラク人治安部隊もまた、民家の急襲作戦およびその他の作戦で拘束した人々を処刑している、と、住民たちは話す。
「若者17人が米軍とファルージャ警察に連行されたあと処刑された姿で発見された」ファルージャに住む40歳になるヤシンがIPS(インター・プレス・サービス)の取材に語った。「私の2人の息子も警察に拘束されており、2人が同じ運命になりはしないかと不安だ。彼らはまだ17歳と18歳になったばかりなのに。」
ファルージャの住人たちは、現地警察の拘置所には何百人もの男たちが法的根拠もなしに捕らえられてる、と話す。
その他の者も、米軍とイラク軍兵士たちの日課となってしまった乱射によって射殺される。サアド(25歳、西ファルージャのトバト地区出身)もそのような銃撃で殺された。
サアドの隣人の一人は、「彼は哀れにも米兵を見つけるといつも家に走り出した」と、匿名を条件にIPSに話した。「中に入れ、アメリカ兵がお前を殺すぞ、と彼は叫んでいた」。隣人たちによると、サアドは精神傷害になっていた。
彼が米軍兵士に射殺されたのは最近のことで、パトロール部隊が道路脇爆弾でやられたあと米兵が乱射したのことだった。
先週、攻撃で米兵3人が殺されたあと、米軍の銃撃はファルージャで最も高いミナレット(尖塔)はひどく損傷した。報復としてミナレットが銃撃されたことは住民たちを怒らせた。
「米軍が私たちを嫌うのは私たちがモスリムだからで、それよりほかには何もない」その事件を目撃していた65歳のアブ・ファイサルがIPSに話した。「彼らはアルカイダと戦っていると言うが、彼らは皆殺し作戦で息子たちを殺し、モスクを破壊するだけだ」。
占領軍にはもう一つの不吉な作戦がある、と考えている人々もいる。
ファルージャ在住の弁護士で人権活動家であるアブドル・サッタル(45歳)
は、「アメリカ軍の計画にはまって、今、殺しあっているのはイラク人同士だ」と指摘した。「米軍は事態を収拾しようとサダム時代の治安担当者を採用したが、その手法は両足を縛って逆さづりにしたり情報を得るために電気ショックを与えるといったやり方だった。そして今、米軍は彼らを裁判ぬきで処刑している」。
IPSは米兵によって先月処刑されたと言われるある老人の写真を入手した。
ファルージャのある退職警官が、「先月は恐ろしいことがたて続けに起こった」とIPSに語った。「ファルージャを出たところにあるアル・ブ・イッサ部族の居住地で、3人の男がアメリカ兵に処刑された。そのうちの一人は70歳の老人で、ひじょうに良識ある人物として知られており、他の2人はその親類の者だった。急襲作戦が行われたとき彼らは眠っていた」。
ヨルダン国境に近いルトバの街でも、同じ部族の別の男3人が同様の手法で処刑された。彼らの部族はさらに犠牲者が出るのを恐れて通常の葬式をひかえた。その替わり、従兄弟(いとこ)の1人がヨルダンの首都アンマンで宗教儀式をとりおこなった。
「シリア国境にあるカイム市では、最近、7人の住民が処刑された」とカイムからの電話でハリド・ハリームがIPSに話した。「彼らが一緒に夕食をしようと友人宅に集まっていたとき、アメリカ兵が装甲車で家を包囲し、空からはヘリの援護までついていた。殺されたのは良い人ばかりで、アメリカ兵はデマ情報を真に受けたのだと考えている」。
破壊・暴力事件のほかにも、米軍の支援を受けたシーア派民兵が米軍やイラク軍の目の前でスンニ派居住地を定期的に襲撃する。ファルージャ、ラマディ、そして特にバグダッドの住民たちは、ここ2年ばかり、シーア派民兵は米軍の非常線を通過することを許されてスンニ派居住地を襲撃してきたとIPSに報告してきた。
先月、住民たちからの報告によると、バグダッドの南40キロに位置するイスカンダリヤとバグダッド北西350キロのタルアファルでは、20歳から40歳の男たち100人以上がシーア派民兵に処刑された。さらに50人がイラク軍第5師団に拘束されたが、この第5師団こそ、多くの者が国内最大の暗殺チームだと考えている。
バグダッドにいる米軍広報官は、米軍部隊は「急襲作戦のさいには気を配っている」とし、「シーア派の暗殺チームや民兵にはいかなる支援もしてない」とIPSに語った。
米軍が裏で関わる破壊・暴力事件に遭遇するなかで、今ではイラク人のほとんどが占領軍に対する武力攻撃を公然と支持している。
ファルージャ出身のある若者は、「大量虐殺をおこなってきたアメリカ軍はそのツケを払ってるのだ」とIPSに語った。「彼らはファルージャとアンバルのライオンから教えられる必要があるのだろう」 彼はファルージャ市内外での激しいレジスタンス攻撃に言及したが、今月は米軍とイラク軍の兵士数十人が殺された。
米軍発表によると、2003年3月の米軍によるイラク侵攻以降、少なくとも1194人の米軍兵士がアンバル州で死亡した。この数字はイラクの他のどの州よりも多い。
(Ali al-Fadhilyは、われわれのバグダッド特派員であり、ダール・ジャマイルと協力して仕事をいている。)


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