【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

 卑怯者のための有識者会議

[2007.04.07] 良識ある国民は「集団的自衛権行使に関する有識者会議」を監視しなければならない | Blog(ブログ) | [公式] 天木直人のブログ
そもそも有識者とは誰か。4月6日の読売新聞によれば、柳井俊二前駐米大使、北岡伸一東大教授、岡崎久彦元駐タイ大使、佐藤謙元防衛事務次官ら10人あまりであるという。安全保障政策に関する良識ある有識者は日本国中にあまたいるにもかかわらず、選ばれるのはすべて安倍首相を支える元官僚、御用学者たちで固められる。だからそのような有識者が出す結論ははじめから決まっている。いままでの政府(内閣法制局)の「集団的自衛権は保有するが行使はできない」という見解を否定し、「現行憲法でも行使できる場合がある」という報告書を作る、これである。

米国産基地外牛肉と同じ,結果ありきで進む.
異議を唱える方にはお辞め頂くというのが常道なり.
ホントに懲りないね.


ただし,この会議はほとんどが戦争好き好きくんらしいです.

  • 柳井俊二(元駐米大使)「憲法は政治的、歴史的背景を踏まえて総合的に議論すべきだ。今のままでいいのかという問題認識はある」「9条はいろいろ解釈の余地があり、国際情勢や安全保障環境の根本的な変化を踏まえて解釈しなければならない」
  • 西元徹也(元統幕議長)「あまりに厳密かつ狭すぎる行使の解釈で、国際平和協力を非常に大きく縛っている」
  • 岡崎久彦(元タイ大使)「憲法以前に自然法上保有しているし、行使できる。法制局の解釈は間違っている」「日本は集団的自衛権のないお陰でどれだけ損をして、どれだけチャンスを逸しているかを考えないと」「集団的自衛権の行使を認めていれば、今回のイラク戦争で世界三大国の一つになっていた」
  • 岩間陽子(政策研究大学院大学准教授)「自衛権は本来、国家に備わっている。行使できるようになったほうがいい」
  • 葛西敬之JR東海会長)「現実と解釈を一致させることが有効な手段なら、解釈変更し認めるべきだ」
  • 北岡伸一(東大大学院教授)「すべて(行使を)可能にして、何ができないか明確にすべき。4類型に限定せず議論すべき」
  • 坂元一哉(阪大大学院教授)「解釈変更が必要だ。ただ、法律で「こういうことしかできません」と決めておくべきだ」「集団的自衛権国際法上持っているけれども憲法上行使できないという政府解釈は、果たして正しい憲法解釈でしょうか。私は全くそうは思いません」
  • 佐瀬昌盛(拓大海外事情研究所客員教授)「過去の政府解釈は欠陥品だ。解釈を是正して行使可能にすべきだ」「過去の政府解釈は内閣法制局の不遜(ふそん)」
  • 田中明彦(東大教授)「保持しているが、行使できないものが権利といえるのかどうか大変疑問だ」
  • 中西寛(京大教授)「行使しないのは政治的判断の問題で、変えることが直接憲法違反になるとは考えない」
  • 西修(駒沢大教授)「禁止されてはいない。米国が攻撃されたときに自衛隊が行くかどうかは政策判断だ」
  • 村瀬信也(上智大教授)「国際制度の枠組みを正しく共有して政策的に判断する」
  • 佐藤謙(元防衛次官)「一定範囲の行使を認めるのも選択肢の一つ。常識的な人なら4類型全部認めで当然」


よろ↓