【ねこまたぎ通信】

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 長居公園代執行

公園野宿者の強制排除始まる 大阪市、夏の世界陸上控え

2007年02月05日11時57分
http://www.asahi.com/national/update/0205/TKY200702050076.html


大阪市は5日、行政代執行法に基づき、今夏の世界陸上の会場となる長居公園東住吉区)で暮らす野宿者のテントや小屋の強制撤去を始めた。市職員約260人、民間会社の警備員ら約300人を動員、昼前までに計13物件すべて取り壊した。野宿者6人と支援者ら約150人が市側に激しく抗議し、もみ合いになる場面もあった。

大阪市が野宿者を強制排除するのは、昨年1月、世界バラ会議を控えた靱(うつぼ)公園(西区)と全国都市緑化おおさかフェアを控えた大阪城公園中央区)の2カ所で計27テントを強制撤去して以来、約1年ぶり。

この日は午前9時に、市職員が行政代執行の開始を宣言。支援者らが材木を組み立てた舞台で市を批判する寸劇を演じ、しばらくにらみ合いが続いたが、市は周辺のテントから撤去を進め、昼前までに舞台を含む13物件すべてを撤去した。大阪府警も警官数十人を配備して警戒した。

市は今回の強制排除について、「地元の要請を受け、公園内の散策路や街灯を整備するためだ」と、世界陸上とは直接関係ないとしているが、45万人の観客が見込まれる世界的なスポーツイベントの成功に向け、公園の「美化」を図る狙いがあるとみられる。

市は昨年10月から、野宿者に自立支援センターなど市の施設への入所を促してきた。同年10月1日現在で24人いた野宿者のうち、14人が自主退去し、病院に入ったり、生活保護を受けて暮らす生活に変わったりした。4人は所在が分からなくなり、残った6人が強制排除の対象となった。

野宿者側は撤去に反対する署名活動を行い、今年1月までに約5000人分を市に提出した。公園周辺の住民らで作るNPO法人も強制排除の中止を市議会に陳情した。

大阪市内の野宿者は、03年の厚生労働省の調査で全国約2万5300人中、最多の約6600人。現在4年ぶりの実態調査中だが、今なお5000人近いと推測される。市内の公園のテントや小屋の数は、市が一時避難所などを設けた結果、00年の2593カ所をピークに、昨年12月時点で640カ所に減っている。

参照
長居公園代執行: 釜パト活動日誌
長居公園行政代執行に対する研究者声明
http://pweb.sophia.ac.jp/~m-shimok/poverty/eviction2006.html


昔,長居公園のすぐ横の公営団地に住んでいました.上の娘が保育園に入る前,下の娘が産まれて間もない頃です.
休日は家族でよく長居公園に散歩に行ったり,お弁当食べに行ったりしていました.私が仕事でいないときも家内はよく子どもを連れて散歩に行っていたようです.
その頃,テント生活している親子とおぼしき3人連れがおりました.話したことは無かったのですが,うちの子が一緒に遊ぼうと近づくとそのテント生活者の子どもに石を投げられると云うことがあったそうです.
家内は当然警戒心を持つようになり,私も彼らには関与せずを決め込んだ.うちの子がどう受け止めたのか,そのことばかりが気がかりだった.
彼女がどういう気持ちでそういう行為に及んだのかには思いが及ばず,ただただ悲しみをおぼえずにはいられなかった.
今思えば,理由を聞くためにちゃんと話をしに行けば良かった.そんな当たり前のことがどうして出来なかったのかと,反省しきりである.
あの親子たちはどうしているだろうか?


続報で

これを受け関淳一市長は「説得に応じなかったので、やむを得ず代執行を行った。今後は安心して憩える公園となるよう努めたい」とする談話を発表した。

と,テント生活者を犯罪者扱いするような市長の本音を掲載していました.^^;