【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

 貧乏暇無し

ぢっと手を見る状態のたかぱぱです.
久しぶりに書きます.
総務省の発表によりますと,全世帯の先月の支出が前年度比1.9%減ということで,12ヶ月連続前年度割れの不景気が続いています.
支出しようにも無い袖は振れない状態の庶民生活ですが,総務省によれば,
「前年が記録的な寒い冬で暖房用器具や灯油の消費が大きかったので、その反動が出た」
などと,まったく12ヶ月連続前年度割れの説明にならないことを曰っています.
私なんぞ大変寒がりなので,ファンヒーターをガンガンたいて炬燵に丸まっていたいのですが,節約節約とばかりに温度設定を下げ,不要な電気は消し,厚着をし,と,いろいろ工夫している次第です.
昨年は昨年で,灯油の値段が思わず脱糞してしまう高さだったために,抑え続けられる給与と比例して,とにかく光熱費も抑えめにと頑張っておった次第で,寒いからといってたくさん消費していたわけではない.今年だっておいそれと無駄遣いできる状態ではなく,子どものことを優先に考え,チラチラちらつき,時々彼方へ逝ってしまうディスプレイを買い換えることも出来ずに,
「わしの目が痛むことぐらい辛抱しなければ,それより子どもたちに不自由させてはなるまいぞ」
と節約生活を耐えているわけである.
もう少しまともな見解を述べて欲しいのである.


さて,庶民生活の支出減の内訳を見ると,教育費がなんと14・4%減.子どもに,
「塾へ行ったり参考書を買う金はないので,なんとか自力で頑張ってくれ」
といって,とうちゃんは泣きべそ書いています.
こうやって,教育格差も拡大していくわけですな.
被服費も5・2%減,
「パンツが破れていても,別に人様に見せるものでもないから,ここは堪えてくれ,かーちゃんの穴あきパンツは高かったけどな〜」
というわけである.
ボロは着てても心は錦,目指せ世界最大の貧困国美国とばかりに,まさに美しい国を目指して邁進中である.
まあ,金はあるところにはあるので,全体に景気がよいということですが,この現状を見れば,庶民増税ではなく,金のあるところからとれ,とやっぱ思うのである.
100人村の全財産を誰かが独り占めして,何人もの人が飢えていても村は上り調子で実り豊かである,世界で何億もの人たちが飢えていても,それでも世界は豊かである,と.
そういう経済成長とは,豊かさとは,いったいなんぞや.
投資立国,金融立国へと経済構造が変わってきたとはいえ,景気がよいのに消費が減,というのは深刻ですぞ.


よろ↓