【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

 子供でも知っている

日刊ベリタから.

なぜ食糧が余っているのに飢餓が生まれるのか 100億人を養える解決策とは FAO特別会議

http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200611140036592


世界では8億5000万を超える人たちが毎晩、胃袋を空っぽにして横たわっている。その一方で小麦の輸出大国でもあるインドでは2億2000万人が栄養失調に陥っているという。しかも、世界の飢餓人口の8割が、本来の食糧供給地であるはずの農村人口が占めている。世界の誰もが飢餓は食糧不足のせいだと思っているが、実は世界の大部分で栄養失調者が増えている原因は、不公平な分配に原因があるのだと、ポムレーン記者は指摘する。まさにこの問題が先月末、ローマで開催された国連食糧農業機関(FAO)特別会議で協議された。その報告をお届けする。(ユンゲヴェルト特約)

実は,思わず苦笑してしまった.というのは,
先だって小学生の娘が授業で,
「なぜ世界にはこんなにたくさんの貧しい人たちがいるのか?」
と先生に訊ねられて,こういうニュアンスのことを答えたそうである.
「それは,今の世の中では富を独り占めしている人たちがいて,地球に暮らす皆に平等にお金や食べ物が分配されていないためだ」
と.( ̄ー+ ̄)
中学生の娘が夏休みの課題で南北問題を取り上げていたときに,貧困の原因について私といろいろ議論していたので,下の娘は傍らでそのやりとりを聞いていたのかもしれませんが,真っ直ぐに世の中を眺めれば,自明のことが当たり前に目に映る,ということでしょう.自分なりに消化した結果が,先の言葉となって出てきたのだと,我が子ながら感心しています.
まあ,大人たちがする複雑でしちめんどくさい議論も必要ではあるのですが,しばしば肝心要の目的を見失っては,ウソをついたり,誤魔化したり,詭弁を弄したりして,迷路に迷い込んでみっともない醜態を晒しております.
なんだかなー,という感じです.
娘たちがもう少し幼かった頃,彼女たちが云っていたことを思い出します.
うちは田舎なのでほとんどの子供たちは道で出会うと,
「(*^o^*)オ(*^O^*)ハ(*^o^*)ヨーー!ございま〜す!」
「(^コ^)(^ン^)(^ニ^)(^チ^)(^ワ^)」
なんて挨拶をしてくれるのですが,
「挨拶しても返事を返してくれない大人の人たちがいる」
と娘たちが云っていました.
これなんだよな.
「教育の荒廃」なんてのは,世の中を荒廃させた大人たちの言い訳なんです.
真っ直ぐに見てみるとね.

捨てられる食料
一体、私たちは毎日どのくらいの食料を捨てているのか。それぞれの家庭から出る食料ゴミ、飲食店やホテルからの残飯、コンビニから捨てられる弁当などがあります。コンビニから捨てられる弁当などは、食べられるのに“ロスおとし”として捨てられます。また、コンビニ企業1社から約5万人が1年に食べるのと同じ量のご飯2500トンが、捨てられています。惣菜産業などの食品加工業者が、生産の過程で捨てる原材料も相当な量になります。
1998年度に日本国内で捨てられた残飯の量は、約700万トンでした。この価値約2兆円は、日本の農林水産業の年間生産額とほぼ同じ額です。つまり、これは日本の農家や漁師などが苦労して作ったコメやキャベツ・リンゴ・魚類・肉類など全部を捨てているのに等しい額です。また、捨てられた残飯量をカロリーに直すと、日本人の1人当たり摂取熱量2000カロリーの約3分の1に相当し、3食に1食を捨てている計算になります。
その一方で日本の食料自給率は今、40%に過ぎず、金額では世界1位の農水産物純輸入国です。とりわけ高価な食材を独占的に輸入しています。96年度のエビ輸入量は世界の貿易量の約25%、世界3大珍味キャビアは同68%、マグロの生とチルドの輸入量も同50%を占めていました。
アメリカでも日本とほぼ同じ割合で捨てられていますから、日米約4億人の食べ残しおよび食べ過ぎ部分の全部を、もし援助に回すことができれば、飢えに苦しんでいる12億人を十分に救うことができるはずです。

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http://www.asahi.com/kansai/wakuwaku/info0422-1.html


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