ｉＰｏｄ

ヨドバシカメラのポイントがかなり溜まったので，随分悩んだ末，ｉＰｏｄを買った．
近頃はなかなか音楽を集中して聴くことがなかったのだが，おかげで通勤途中に矢野顕子やはっぴいえんどやビートルズにインスパイアされている今日この頃である．へ(￣▽￣)
その他には６０年代から７０年代にかけての楽曲を中心に聴いているが，そんな中にちらっとケツメイシなどを紛れ込ませたりするのもなかなか乙なものである．
編集が大変容易なのがミソである．
今と６０〜７０年代の音楽とは，音楽のあり方楽しみ方が大分違うのだろうから，どっちが良いとか悪いとかは無いのだけど，当時の音楽というのは，自分が「社会」と対峙する存在であるということに気付かされるきっかけのひとつであった．それまでは，「愛」と「信頼」は当たり前に自分を取り巻いており，「社会」「個人」「家族」は未分化であった．
６０〜７０年代に聴いたフォークソングやロックは，自分が抱いていた「愛」と「信頼」は掛け値なしであるという幻想をぶち壊し，自分を鞭打つこともあるということを私に教えてくれた．
多感な少年にとってそれは「裏切り行為」であったともいえるだろう．
その後，「荒れた」わけではないが，心の中では穏やかでない日々が続くことになる．いまだに心穏やかではない．ま，少なくとも，６０〜７０年代の音楽にケツメイシを加えてみるくらいの余裕は出てきたけどね．(^^ゞ
そんなことを思い出し，思索する，やはり，今日この頃なわけである．

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