【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

 はて、どうなの?

自衛隊の活動範囲とは)「非戦闘地域であり、自衛隊が保有する権限、能力、装備をもって危険を抑止、回避できる地域」

こういう報道もあります。

サマーワの道路爆弾で日本兵3人が死傷、ジープ破壊

 日本の報道では死傷者無しと伝えられたが、23日午後3:12更新のイスラム・メモは、日本兵2人が死亡、1人が負傷したと特報で伝えた。
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 イラク抵抗勢力は23日朝、サマーワ市の北部で日本兵の巡回車両を狙った道路爆弾で、日本兵2人を殺害し、1人を負傷させた。

 イスラム・メモのサマーワ報道員は目撃者から引いて、「日本軍の巡回車両は市の中央部から北部に向かっていた。巡回車両が市内に向けて基地の外に出ることはまれで、ここ数週間で初めてだ。そこに爆弾が爆発した結果、兵士2人が死亡、1人が負傷、日本のジープ1両が破壊された」と報告した。

 通信員はイラク警察の情報源からの話として、「日本軍は攻撃された後、米軍とイラク軍に救助を求めた。両軍は現場を急ぎ包囲、捜索をしたが、何も発見できなかった」と付け加えた。

 軍の監督下にあるサマーワ放送は、「ワッハーブ派のテロリストたちがこの攻撃の黒幕で、平和的な市民ではない」と伝えた。

 他方、日本国防省は、いかなる人的被害にも言及せず、攻撃を認めた。
http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDnews=70194
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記事を掲載したイラク・パトロールの寸評:
 日本人は死ぬ間際まで礼儀正しいものだ。そこで平和的な市民ではなく、「野蛮なテロリスト」を咎めた。私が知りたいのは、初めて基地外に出たというのに、どうしてそれが分かったのだろうか?
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何故、今回日本は襲撃を認めたのだろうか?サマーワ放送が流したからか? サマーワは警察もメディアも全て完全な報道管制下に置かれているから、許可無く流せるわけが無い。衝撃を和らげるために、小出しに発表する政策に変えたのか?

【参考記事】  陸自車列に攻撃か サマワ、負傷者なし
 【サマワ23日共同】イラク警察当局によると、同国南部サマワ陸上自衛隊宿営地の近くで23日午前9時半(日本時間同日午後2時半)ごろ、陸上自衛隊の車列が通過した直後に爆発があった。負傷者はないもよう。日本の防衛庁は全員の無事を確認した。
 車列は4両からなり、宿営地に戻るところだったとみられる。首相官邸に入った連絡によると、うち2両のフロントガラスが破損した。首相官邸陸自の車列を狙った攻撃の可能性があるとみて、危機管理センターに官邸連絡室を設置した。宿営地などに砲弾が撃ち込まれたケースはあるが、陸自の車両が直接狙われたとすれば初めて。
 イラク警察によると、現場から不発弾1発が見つかった。(16:13)
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【車両の通過直後に爆発して、何故フロントガラスが破損するのだろうか?】
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【参考】道路爆弾の爆発写真  http://www.iraqpatrol.com/ied1.jpg
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朝日新聞1月17日朝刊より
情報保全隊が水面下で監視 自衛隊懲罰恐れ「びくびく」】

 首相官邸が「情報漏れ」に神経質になり始めた昨年暮れごろ、自衛体内の情報漏洩を調査する情報保全隊が、水面下で本格活動を始めた。昨年3月、同隊は陸海空3自衛隊にできた。自衛隊の警察組織・警務隊と連携をとり、情報漏洩が裏付けられれば自衛隊法違反で懲罰の対象になる。

 不安の声があちこちでささやかれている。
「情報漏洩で隊員が事情を聴かれたといううわさが飛び交っている。恐ろしくて部外の人としゃべれない」(陸自1佐)
「同僚がイラク要員に決まったことを仲間と電話で話すのにも、盗聴されているのではないか、とびくびくする」(内局職員)

 自衛隊幹部と雑談中、イラク問題に触れた途端、幹部は首筋を片手でたたき、懲罰の対象になるというしぐさを見せる。防衛庁自衛隊の広報担当者と報道関係者との間で最近、頻繁に見られる光景だ。
 
 イラク派遣について現在、実質的に取材が認められているのは、防衛長官や事務次官など一部の内局幹部と、統幕議長や陸海空3幕僚長の定例記者会見だけ。細かい問い合わせには応じていない。

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自衛隊情報保全隊員  http://www010.upp.so-net.ne.jp/kawadai/special/inv.html

アラブの声ML 齊藤力二朗
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/  

日本の報道では。

陸自車両通行中、道路脇で爆発 イラクサマワ

2005年06月23日16時08分
http://www2.asahi.com/special/iraq/TKY200506230254.html

 23日午前9時(日本時間同日午後2時)ごろ、イラク南部サマワで、現地に派遣されている陸上自衛隊の車両4両が走行中、道路脇で爆発が起きた。防衛庁に入った連絡によると、車列の3番目を走っていた隊員輸送用の高機動車のフロントガラスにひびが入ったが、4両に分乗していた隊員と外務省職員1人の計約20人にけがはなかった。地元の警察幹部は「自衛隊を狙った攻撃だ」と述べた。政府は陸自が標的になった可能性が高いと判断。安全が確保されるまで宿営地外での活動を当面見合わせる方針を決めた。派遣部隊が被害を受けるのは今年1月に宿営地にロケット弾が撃ち込まれて以来で、宿営地外では初めて。

 首相官邸は23日午後2時半、危機管理センターに官邸連絡室を設置した。小泉首相は野田健内閣危機管理監防衛庁の大古和雄運用局長らを呼び、事実関係をよく調査するよう指示した。政府高官は同夜、「車両の直下で爆発していたら大変なことになっていた。そういうことが今後ないと分かるまで、活動はできない」と述べた。

 防衛庁によると、現場は陸自の宿営地から東に約5キロの地点。政府関係者によると、陸自の車両がよく通る道で、片側1車線の舗装道路。道路右側の路肩の土壌に埋められた爆弾が、3両目が通過する時に、爆発したと見られるという。民間車両も多く、遠隔操作の爆発物で陸自をねらった可能性が高いとみている。また現場付近では別の爆発物も発見されたが、不発だったという。

 イラク警察幹部は「自衛隊を狙った攻撃だ。爆発は小規模だったが、リモコンで起爆した可能性が高い」とサマワ朝日新聞の助手に語った。

 高機動車のフロントガラスは、表層が普通のガラス、内側が防弾ガラスの二重構造で、普通のガラスにひびが入り、防弾ガラスは無傷。右側のフェンダーミラーも傷つき、右側のドアの一部もへこんだが、走行に影響はなかった。爆発で飛び散った石が当たった可能性が高いという。

 4両は、陸自が修復した道路の落成式に出席するため、サマワ北西約8キロのマジット郡へ向かう途中だった。外部に装甲を施した軽装甲機動車2両が車列の前後を固め、高機動車2両をはさむ形で走っていたとみられる。高機動車は10人乗りで装甲は施されていない。

 4両とも爆発後ただちに宿営地に引き返した。

 現在、サマワに派遣されているのは陸自第3師団(司令部・兵庫県伊丹市)を中心とした第6次復興支援群(約600人)で、5月14日から順次サマワ入りした。同庁などによると、イラクでは、反米勢力などが道路脇に爆弾を設置し、米兵らに死傷者が出ている。サマワでは昨年7月、イラク人を乗せたバスが、爆弾の爆発で一部壊された。


 陸自部隊の宿営地には1月11日にロケット弾が着弾した。陸自を狙ったとみられる迫撃砲やロケット弾による攻撃はこれまでに9回あり、昨年10月31日には、宿営地内の荷物保管用コンテナにロケット弾が貫通した。

サマワ陸自車列、爆弾で破損…遠隔操作装置見つかる

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050623it18.htm

 陸上自衛隊が活動するイラク南部サマワで23日午前9時(日本時間同日午後2時)ごろ、陸自車両4台が幹線道路を走行中に、道路沿いに仕掛けられたと見られる爆弾1発が爆発し、人員輸送用の高機動車1台のフロントガラスにひびが入るなどした。

 乗っていた隊員らにけがはなかった。陸自は昨年10月、宿営地の荷物保管用コンテナにロケット弾を撃ち込まれているが、宿営地外で活動中に被害を受けたのは初めて。地元警察は現場近くで、爆弾を遠隔操作で爆破させる装置を発見、自衛隊を狙った事件との見方を強めている。

 陸自は安全確保のため、23、24の両日は宿営地外での活動を中止することを決めた。政府は、首相官邸の危機管理センターに官邸連絡室を設置して情報収集を急いでいる。

 防衛庁などによると、爆発現場は、陸自宿営地から北東に5キロほどの郊外にある幹線道路。陸自の4台はこの日、サマワ近郊で担当した道路補修工事の完成式の準備のため、隊員と外務省職員の計約20人を分乗させて、会場の工事現場に向かう途中だった。

 被害を受けたのは、先頭から3両目の車両。二重のフロントガラスの外側ガラスにひびが入ったほか、車両前部に傷がつき、右側のドアの一部がへこんだ。

 サマワでは昨年4月以降、陸自宿営地を狙ったとみられる砲撃が計9回発生しているが、今年1月を最後に起きていない。しかし、先月以降、陸自車両に石が投げつけられたり、日本を中傷する落書きが路上で見つかったりしていた。

 ◆3人拘束情報も◆

 【カイロ=柳沢亨之】イラク南部サマワに駐留する陸上自衛隊の車列近くで23日、爆弾が爆発した事件で、同地の治安筋は同日、現場から約500メートル離れた地点で、遠隔起爆装置を発見したことを明らかにした。装置は有線式で、現場までつながっていたという。地元警察は、爆発が車列の至近距離で起きたことも重視、陸自車両を標的にした、との見方を強めている。

 警察筋によると、陸自車両が通過した道路脇に仕掛けられた爆弾は計3発で、うち1発が爆発した。ただ、別の警察筋は、1発だけが仕掛けられたとしている。事件当時、付近に他の車両は全くなかったという。

 一方、地元警察は同日、現場付近に住む不審な若者3人を拘束し、取り調べを行った。ただ、治安筋によると、同日夕現在、3人が事件に関与していたことを示す具体的証拠は得られていないという。

(2005年6月24日3時2分 読売新聞)

サドル氏のコメント。

サマワ爆発事件、サドル師派事務所が関与を否定

2005年06月24日12時11分
http://www.asahi.com/international/update/0624/011.html

 陸上自衛隊が駐留するイラク南部サマワ自衛隊の車列わきで爆弾が爆発した事件で、自衛隊を「占領軍」として批判しているイスラム教シーア派強硬派のサドル師派サマワ事務所は23日、朝日新聞の取材に対して事件への関与を否定した。

 「日本は占領軍の一員であり歓迎しない。このような攻撃はやろうと思えばできるが、我々は軍事面ではなく政治面で行動するよう方針を転換している」としている。

自衛隊なんか相手にしねーよ。というのは、本音だと思う。
大本営では。

自衛隊撤退、首相「考えぬ」 サマワ爆発事件

2005年06月24日13時25分
http://www2.asahi.com/special/iraq/TKY200506240138.html

 小泉首相は24日昼、イラクサマワで起きた爆発事件に関連して自衛隊を撤退する可能性があるかどうかについて「現在のところ考えていません」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 首相は同日午前の閣僚懇談会で「推測によってものを言うことのないように。しっかり事実を確認してほしい」と閣僚に指示。この首相の指示について、細田官房長官は同日の記者会見で「どういう意図か、どのような爆発装置だったか全然わかっていない。推測でものを言うのは情報の混乱をもたらす」とした。

 一方、大野防衛庁長官は同日の記者会見で、爆発物について「爆発力は極めて小さいのではないか」と説明。宿営地外で部隊が移動する際の警護要員を増強する考えも示した。

(事情が)よくわからんので,(どうしたらよいのか)よくわからん、ということでした。「防衛庁提供の写真」は、いつの写真かどうかもよくわからん。
「推測は混乱を招く」といっている尻から、「爆発力は極めて小さいのではないか」と防衛庁長官が推測。
非戦闘地域」では、いまだ報道管制実施中。私たちのメディアは機能していません。
いずれにしても、サマワはいまなお「非戦闘地域」なり。(わ