モリタニア警察、公道でベール着用の女性を死に至らしめる
対テロ戦争という口実でイスラム粛清が続く北西アフリカのアラブ国家モリタニアでまた悲劇が起きた。3日付のイスラム・メモが独立系のモリタニア通信から引いて報じた。
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モリタニアの警察官により殴打された直後、首都ヌアクショットの国立病院に運ばれた2日後に、ザイナブ・ビント・ユーソフさんは、昨夜息を引き取った。
医師団によると事の顛末はこうだ。警察官が妊娠7ヶ月のザイナブさんが通りでベールを被っていることに抗議して殴りかかり流産させた。病院に担ぎ込まれ帝王切開手術をしたが、病状が悪化して死亡した。
モリタニアの治安機関は、ザイナブさんへの暴行は、公道でのベール着用を禁止する国家の命令違反が理由であると発表していた。政府はベール着用を、アルカーイダの指令に従う行動だと見なしている。
ザイナブさんが死亡する前に、パリに本部を置くモリタニア人権監視団体は、道路上での女性の拘束や襲撃を非難する声明を出した。
http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDnews=67787
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アラブの声ML 齊藤力二朗
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