【ねこまたぎ通信】

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タージマハルは傾いている? インドで論争再燃

げげげ、マジですか?
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http://www.asahi.com/culture/update/1115/006.html

 世界遺産のタージマハルが傾いている――インド国内で10月から、傾斜をめぐる論争が起きている。傾きはかねて指摘されていたが、「政府は対策をとっていない」という学者の主張が発端だ。建立350年の祝賀年ということもあり、背後を流れるヤムナ川の環境悪化と合わせて注目を集めている。地元州政府は委員会を設け、調査に乗り出した。
 傾いているとされるのは、タージマハルの四隅に立つ高さ約40メートルの尖塔(せんとう)。インド独立前の1942年、英国による調査でそれぞれ約5〜21センチ外向きに傾いていることが判明した。65年の調査でも、さらに最大1.3センチ傾斜。00年までの3〜4年ごとの政府測量で、2〜3ミリ程度の傾斜拡大が検知されたが、「測定誤差の範囲にとどまる。60年代以降、傾きは止まった」(考古局アグラ事務所のダヤラン所長)としていた。
 政府見解に反論したのが、65年の調査を担当した元ラジャスタン大教授のラム・ナート氏(71)。10月に「政府は対策を講じていない。今も傾き続けている」と有力紙で主張。環境団体や研究者らも「政府は構造の安全に関する情報を開示せよ」と声を上げ始めた。政府が今年を建立350年記念の年に定め、歴史的建造物として話題になる機会が増えたことが背景にある。
 傾斜の原因として指摘されるのが、ヤムナ川の水量減少だ。川べりのタージマハルは、建立当時の豊富な水量が構造的安定の前提とされる。上流に人口約1400万人のデリー首都圏を抱える同川は、汚濁と流量減が問題になっている。
 タージマハル裏で渡し舟のさおを差して30年というビジャイさん(40)は、「井戸水が減った。中州も10年前は珍しかったが、今は雨期以外はずっとある」と話す。「異変は起きていない」(タージマハルで大理石細工を修理するジャインさん)という見方もあるが、地元メディアなどの「タージは倒れるのか」との声にかき消されがちだ。
 事態を重視した地元ウッタルプラデシュ州政府は調査委員会を設置し、中央政府考古局も過去の調査報告書の再検討に乗り出した。
〈タージマハル〉 ムガール帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが17世紀半ば、愛妃ムムターズ・マハルの死を悼んで建立した白大理石の大廟墓(びょうぼ)。56メートル四方の四角い基部の中心に廟堂がある。
 建立は1643年が有力。今年は正確には350周年ではないが、「建立350年を祝賀する年」とインド政府は位置づけ、さまざまな行事をする。なぜ今年なのか、詳しい説明はない。
 観光客は年間約185万人(03年)。約1割は外国人だ。大気汚染から守るため、周囲500メートル以内への自動車進入禁止や、160カ所にのぼる工場の閉鎖、移転などが最高裁命令で90年代に実施された。
(11/15 15:23)

ウッタルプラデッシュといえば,インドの中でも指折りにエキサイティングな州なのである.有名な観光地も多いからねー.^^;