【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

ファルージャで戦闘が始まり、病院も攻撃された

そういえば,昨晩見た米国のABCニュースで病院がレジスタンスのプロパガンダに使われている,って仕切りにプロパガンダしていたなぁ.(笑)

Hospital hit as fighting rages in Falluja
アルジャジーラ 11月9日 14:34 Makka Time
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/D6E6534F-75E3-4830-B5ED-827BF5094113.htm

米軍地上部隊が市を防衛している戦士と激戦を展開しているとき、米軍機はファルージャの中心部にある公立の診療所を爆撃した。
傷ついた反米戦士と民間人を受け入れてきた1階建ての庶民向け診療所は、米軍が市内に突入したとき、夜通しの攻撃をうけたと住民が話した。
また住民たちは9日、この地域への激しい爆撃と米軍戦車のために、診療所にたどりつくことができないと話した。
診療所の電話はもやは使えなくなっている。
イラク人ジャーナリストであるアル・ドレイミは、アルジャジーラの取材に、10時間以上も続いた夜通しの爆撃は病院、民家から自動車にいたるまで、市内のあらゆるものを標的にしたと語った。
アル・ドレイミは、病院の職員、医師、患者が皆、攻撃の犠牲になったと話した。このような激しい爆撃はイラン・イラク戦争以後は見たことがないと彼は説明した。
米軍側は診療所への攻撃に関する情報を持っていないと述べた。

 ◆激しい戦闘
市北部の入り口に近いドバトとジュガイビ、アスカリ地区で、アメリカ兵と反米戦士のあいだに、激しい衝突が勃発したことをアルジャジーラは確認した。
住民は、絶えず爆発が市を揺さぶっており、煙が全市からあがっていると話した。一般市民は家の中で身を縮めており、犠牲者に関する話は聞かれなかった。
米戦車中隊の指揮官は9日、ゲリラが市北西部のジョラン地区で頑強に戦っていると語った。ロバート・ボディッシュ大尉は「この連中が中心勢力だ。彼らは頑強に戦い、その多くは路上に出ているのを見た」とがロイターに話した。
彼は詳細を話さなかったが、「一人の男が壁の後ろから現れて、RPG(ロケット弾)を俺の戦車に撃ってきた。そこから退却するのに別の戦車を呼ばなければならなかった」と言った。
ロイター通信は、また、米軍ヘリが撃墜されたと報じた。
ロイター記者のファドル・アル・バドラニは、「ヘリがロケット弾で撃たれるのを見た。火の玉になって地面に墜落した」と話した。「いたるところで煙が出ている」。

 ◆多くの負傷者
8日夜、本格攻勢が始まる前に、市の中心部からはユーフラテス川で隔てられた地域で、米軍とイラク軍はファルージャの主要な病院を制圧した。
制圧されたときに拘束を免れたサミ・アル・ジュマイリ医師は、市内の医療品は使い尽くされ、少数の診療所が開いているだけだと話した。
ファルージャには一人の外科医もいない。1台ある救急車は米軍に撃たれ、医師が負傷した。ケガをした民間人は家の中にいて、私たちは彼らを運ぶことができない」。
彼は負傷者を助けるために訪れた家から、「13歳の少年が、今、私の腕の中で死んだ」と電話で記者に伝えた。
医者たちは少なくとも15人の民間人が8日の戦闘で殺されたと話した。米軍の犠牲には触れられなかった。

 ◆浄化作戦
アメリカに後押しされるイラクの暫定政府は、ファルージャとその姉妹都市ラマディを、反米戦士の避難場所だと見なして、1月に総選挙を迎えるには取り戻さなければならないと考えている。
「われわれはファルージャからテロリストを一掃することを決意した」とアラウィ首相は8日、バグダッドで語った。
パウエル米国務長官も呼応した。「われわれは今日、・・・反乱分子とテロリストの巣窟をうち負かすべく、ファルージャで作戦を始めた」。

 ◆イスラム政党が離脱
この作戦の政治的コストは既に増し始めている。
スンニ派の主要政党が米軍のファルージャ攻撃に抗議してイラク暫定政府から離脱し、内閣からも閣僚メンバーを引き揚げた−−同党の指導者が9日に発表した。
イラクイスラム党のムフシン・アブダル・ハミド代表は、「潔白なファルージャ市民に加えられている不正義とファルージャへの攻撃に対して、われわれは抗議する」と述べた。
ハミドは、同党の指導者が8日に招集されて、同党から出している一人の大臣(ハシム・アルハサニ工業相)は辞職すべきだと決定したと発表した。「われわれは今回の攻撃に加担することはできない」と指導者は言った。
アルジャジーラへの声明では、イラクイスラム党は米国に後押しされた暫定イラク政府がイラク国民の殺害を認めたことを非難した。
同党はすべての流血をただちに停止するよう呼びかけた。

 ◆非難
別のスンニ派グループであるイスラム聖職者協会(AMS、法学者協会)はアナン国連事務総長アラブ連盟事務局長、そして「世界中の良心あるすべての人々」に、ファルージャで起こっている「大量虐殺と残酷な戦争」に気づいてほしいと訴えた。
イスラム聖職者協会のアル・ダーリ事務局長は、「イラクレジスタンス」は合法的な権利であると指摘した。
レジスタンス(占領への抵抗)は初めから合法的なものだった。われわれはジハード(聖戦)を禁じたいくつかのファトワイスラム教の布告)によって混乱が引き起こされないように、このことを確認する必要がある」。
アル・ダーリはさらに、「イラク国民はみずからを守る権利を持っており、彼らはジハードを戦っている。この権利はあらゆる法と宗教によって認められている」と述べた。
「われわれはこの国への占領が始まったときから、レジスタンスを支持すると述べたきた。これはイラク国民としてのわれわれの権利である。このことは明確であり、この点に関してファトワを必要とはしない」。

参照:米軍テロは続くが,抗戦激しく,病院くらいしか占拠できない - 【ねこまたぎ通信】

http://www.jda.go.jp/j/library/treaty/geneva/geneva4.htm
戦時における文民の保護に関する千九百四十九年八月十二日のジュネーヴ条約(第四条約)
http://www1.umn.edu/humanrts/japanese/Jy5pagc.htm
国際武力紛争の犠牲者の保護に関し、一九四九年八月一二日のジュネーブ諸条約に追加される議定書 〈第一議定書〉〈抄)
http://www.jda.go.jp/j/library/treaty/geneva/geneva3.htm
ついでに,捕虜の待遇に関する千九百四十九年八月十二日のジュネーヴ条約(第三条約)
http://www.asit.co.jp/rent/geneva/geneva.html
ジュネーブ条約加盟国