コートジボワール武力衝突、仏軍展開で沈静化
政府軍によるフランス軍への空爆をきっかけにした西アフリカ・コートジボワールの武力衝突や騒乱は、仏軍部隊による警備の強化などで７日夜までにほぼ沈静化した模様だ。英ＢＢＣ放送によると、反政府勢力の支配地域に空爆を続けていたコートジボワール政府軍は「攻撃は終了した」として、兵士に帰隊を命じた。
ロイター通信によると、仏軍は７日、最大都市アビジャンなど主な都市の道路などに装甲車を配備。上空からもヘリコプターで警戒にあたった。仏国防省は同日、暴徒化した集団がフランス人学校などを襲ったアビジャンなどの状況について「緊迫しているが、統制下にある」との見方を示した。
一連の騒乱は、政府軍が仏軍を空爆し、１０人の死者が出たことが発端。仏軍が報復として政府軍機を破壊したことに反発した大統領支持派が、主要都市で抗議デモを行い、フランス関連施設を襲う事態に発展した。
(11/08 10:43)
http://www.asahi.com/international/update/1108/003.html
