【ねこまたぎ通信】

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911真相究明運動の広がり

911犠牲者の遺族と著名人が連名で事件の真相究明を求める声明を発表した。

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        911真相究明運動の広がり(その1)
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911事件が日本でまともに論じられることはありません。しかし、そもそも対テロ戦争の名の下に、アメリカのアフガニスタン攻撃そしてイラク戦争とつづいている不安な世界の発端は911事件です。いまでもほとんどの人は「アルカイダのテロ」だという政府の発表を信じています。イラク戦争の理由になった大量破壊兵器アルカイダとの関係も、結局はアメリカ政府のうそであったことが明らかになったいま、アメリカ政府による911事件の説明をはたして信じられるでしょうか。10月26日、ラルフ・ネーダーやダニエル・エルスバーグを含む著名政治家、ジャーナリスト、活動家そして911犠牲者の遺族ら100名が連名で911真実究明調査を求める声明を発表しました。
以下は911三周年の9月13日に書かれた記事です。なお、10月26日の声明文は「911真相究明運動の広がり(その2)」として配信します。

(訳注:ダニエル・エルスバーグは元ペンタゴン官僚。「ペンタゴン・ペーバーズ」を公表してアメリカ政府の隠ぺい工作を暴露、結果的にベトナム戦争を終結に導いた)

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911真相究明運動の広がり」
                 ロバート・ラビン
911テロリストの詳細な陰謀計画が表に出てくるのに3年かかった。事件に到る決定的な事実がやっと一般に論じられるようになったのだ。しかし、その教訓はいまだ学ばれていない。教訓の第一は『政府上層部は、我々が真実を知ることを望んでいない』ということだ」・・・ビル・モイヤーズ、アンドリュー・メイヤー、シェリー・ジョーンズ

(訳注:ビル・モイヤーズは全米公共テレビPBSの「ビル・モイヤーズと共に」で長年ホストを務めたテレビジャーナリスト。最近ジャーナリズムからの引退発表をした。アンドリュー・メイヤーは元タイム・マガジンのロシア特派員、フリーランスライター。シェリー・ジョーンズは「ビル・モイヤーズと共に」の番組プロデューサー)

2004年9月11日はアメリカ国民にとって悲しい思い出と深い反省の時であった。ある人たちには、その日はまた911事件について未だ答えられていない厄介な疑問に対する誠実な答えを求める日でもあった。
真実を求める全国的な草の根運動は日ごとに勢いを増し信頼性を得つつある。事件の公式発表を覆す、徹底的な調査と厳密な分析による証拠資料が数多く集積されている。数多くの記事、DVD、ウェッブサイトなどと並んでデイヴィッド・レイ・グリフィンとジム・マーズの著書が、政府によって発表され、対テロ国際戦争の名目に使われた話を分析し、いくつもの疑問がそのままになっている。集められた資料は説得力に富むと同時に、心が痛むものである。

ここで注目に値するのは、2週間前の8月30日、ゾグビー・インターナショナルというロイターの公式北米世論調査会社が発表した調査結果である。それによるとニューヨーク市民の約半数(49.3%)とニューヨーク州民の41%が、アメリカ政府首脳は911攻撃を事前に知っていてわざと何もしなかったと信じている。ニューヨーク市民のうち66%が未回答の問題について議会やニューヨーク州司法長官による新たな調査を要求している。

911攻撃からちょうど3周年になる土曜日、何千人もがアメリカ全土で開かれた会議に出席し、とても考えられないような問題、つまりブッシュ政権上層部が911攻撃を事前に知っていたか、あるいはその共謀者であったという問題に立ち向かった。サンフランシスコ、ワシントンDC,ニューヨークその他の都市で、一流の研究者、作家、ビデオグラファー、活動家たちが何千もの聴衆の前でこの長い暗い影に、輝く「問いかけ」の光を当てた。トロントではブルアーシネマが911事件に新しい懐疑的な光を照らす2本のフィルムの世界初の試写会を開いた。日本では2番目に大きいテレビ局のテレビ朝日が、911事件の未回答の疑問について2時間の真相究明ドキュメンタリーを放送し、ゲストに「ニュー・パールハーバー/ブッシュ政権と911に関する驚くべき疑問」著者のデイヴィッド・レイ・グリフィンを招いた。

デイヴィッド・ホウはアトランタ・ジャーナル・コンスティチューションの2004年9月9日付けの記事で、9・11市民ウォッチの情報ディレクターのカイル・ヘンスを引用し、「911調査委員会報告は犠牲者の遺族からの疑問にほとんど答えていない。彼(ヘンス)によれば、その答えられていない疑問とは、度重なる海外からの具体的な警告、FBI調査の妨害、テロリストへの資金援助、FBI調査への妨害,当日の朝、対空防衛措置が取られなかったことと説明不十分な国土防衛指揮系統の機能停止に関するものである」と書いている。

(訳注:アトランタ・ジャーナル・コンスティチューションは発行部数60万のアメリカ南東部最大の日刊紙。100年以上の歴史を持ち、「風と共に去りぬ」のマーガレット・ミッチェルなど多数の優れたジャーナリストを育てたリベラル紙)

911真相究明グループの内で提起されているそのほかの疑問には以下のものがある。
*ハイジャック機に対する基本的な対応措置が何故その日とられなかったのか。
*攻撃があった間、大規模なミサイル攻撃と対空防衛措置がペンタゴン周囲で発動されなかったのは何故か。
*当日の事件対応のまったくの無能ぶりに関して誰ひとり解雇や懲罰、懲戒を受けていないのは何故か。
*事前に警告があったことを知っていたと主張している元FBI通訳シベル・エドモンズが、アシュクロフト司法長官が要請し、ブッシュが任命した裁判官によって認可された箝口令によっていまだ公に発言を禁じられているのはなぜか。
ペンタゴンに衝突したとされる77便が、FAA(連邦航空局)のレーダーと更に強力な米軍のレーダーによっても捕らえられることなく40分間もワシントンに向かって戻る飛行ができたのは何故か。
FBIとCIAはどうやって、事件後数時間以内にハイジャック犯とされる者たちの名前と写真を発表し、しかも彼らの行きつけの家やレストラン、飛行訓練学校まで捜査できたのか。
*14カ国の外国諜報機関と元首たちから政府に送られた20を越える警告書はどうなったのか。

もうひとつの未回答の疑問は、あの運命の日に崩壊した3番目のビルでほとんど話題になっていない世界貿易センター7号ビル(訳注:WTC7/WTCタワー崩壊からわずか8時間後に崩壊)に関するものだ。破壊された世界貿易センター・ビル群の管理人であるラリー・シルバースタインは、2001年9月11日(火)の午後遅くFDNY(ニューヨーク市消防局)と共同でソロモン・ブラザーズ・ビル、すなわちWTC7の解体を決めたことをPBSドキュメンタリーの中ではっきり発言している。爆薬によるビル解体は、ふつう専門家が数週間から数ヶ月がかりで計画を立てて実行するものだが、WTC7ビルを事件前からの打ち合わせなしにどうやって崩壊させられたのか。

これらとこれ以外の疑問に対する回答を求めて、ブッシュ政権を相手にふたつの裁判が起こされている。ひとつはWTCサウス・タワーに衝突したユナイテッド航空175便の乗客であったルイス・ニール・マリアーニ氏の妻、エレン・マリアーニさんによるもので、フィリップ・バーグが弁護士だ。もうひとつは、サンフランシスコの弁護士でボブ・ドール上院議員元顧問のスタンレー・ヒルトンが弁護しているもので、この70億ドル賠償訴訟は911犠牲者14人の遺族400人が全国から原告になっている。
より厳密な調査を求める人々の数は今や何十万にも登り、その中にはブッシュ父政権の元メンバー、退役空軍大佐、犠牲者の遺族、高名な著者、調査報道ジャーナリスト、平和・正義を求める運動の指導者、元ペンタゴン・スタッフ、全国緑の党などがいる。

この全国的な911真相究明運動のゴールは何だろう。これを最も簡潔に表したものが911Truthのウェブサイトにある「真実こそポイント」だ。真実なしには選択も民主主義もあり得ない。民主主義なしには平和も正義もあり得ない。言い換えれば、平和と正義を求めて来た者は、いまや真実と自由のために闘わなくてはならないのだ。
これは、アメリカの市民にとって極めて重要な関心事である。
TruthForPresident.org は、たとえどのような結果が出るにしても、すべての市民、とくにプロのメディア関係者に、真実を求めるこの運動に参加を呼びかけている。国の安全保障は真実によって最も守られるものであり、真実の隠ぺいによってではないからだ。

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英文資料および関連ウェブサイト
http://www.unansweredquestions.org
http://www.911truth.org
http://septembereleventh.org
http://www.911research.wtc7.net
http://www.911citizenswatch.org
http://www.nancho.net/911/mariani.html
http://www.whatreallyhappened.com/cutter.html
http://www.govexec.com/dailyfed/1203/121203lb.htm
http://www.pbs.org/now/politics/moyersandjones.html
http://www.truthout.org/docs_02/06.21A.pitt.watchtower.htm
http://www.ajc.com/news/content/news/election/0904nation/
10termckinney.html

The New Pearl Harbor by David Ray Griffin, Olive Branch Press, 2004
Inside Job: Unmasking the 9/11 Conspiracies by Jim Marrs, Origin Press,
2004

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ロバート・ラビン:作家、講演者、スピリチュアル活動家
多くの著書、記事があり、スピリチュアル活動オンライン情報
TruthForPresidentの創設者
ウェブサイトはwww.TruthForPresident.org.

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(原文URL)http://www.TruthForPresident.org/alerts/091304.html
                   翻訳 森田 玄/TUPメンバー

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