【ねこまたぎ通信】

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米軍500人の命令拒否が国防相のイラク電撃訪問の真相 イラク大学教授が暴露

 20人近くの米軍予備役兵による、危険なイラクの輸送任務拒否事件が明るみにされている中、イラクの大学教授ファーデル・バドラーン博士(人間学専門)は、命令不服従は500人以上に達していることがラムズフェルドイラク電撃訪問の理由であったと暴露した。17日付のバスラ・ネットが報じた。

 数日前ラムズフェルド(米国防相)がイラクを(電撃)訪問した際、その理由は米軍内に蔓延し始めた反抗と直接的な関係があることを確認する情報が届いた。そのことを私は10日に記した。

 昨16日、米国の新聞は、ある米歩兵部隊のある隊員が家族に「私と同僚たちは、死が避けられない任務遂行を拒否したために軍事法廷にかけられることになる」伝えたという事実を報じた。

 数日前に述べたように、ラムズフェルド海兵隊将兵に「(反抗を)繰り返すとお前たちは法廷送りになるぞ」と脅かしてきた。彼は米兵、韓国兵、英国兵、ボロニア兵を前にした7回を越える演説で、「ドイツとフランスから同盟軍が参戦するから、外国軍の損害は減少するだろう」と不安を和らげようとした。我々は、米海兵隊将校たちから発せられた怒りの質問にラムズフェルドは回答を拒んだとも以前に記した。

 本日事実が明らかになり始めた。我々の情報源は、「抵抗勢力に狙われることを恐れて命令を拒否した将校と軍曹の数は500人を超えるが、ラムズフェルドは同じグループが再度反抗を繰り返さない限り、処罰措置を採らないとした」ことを確認した。

 国防相は、「大統領選挙期間中に欧米メディアに漏洩する恐れのある如何なる問題も騒ぎ立てないよう」将兵たちに忠告した。また、「ジョージ・ブッシュの勝利で我々は最終的な勝利を犠牲無しに得る。敵(抵抗勢力)は絶望に陥り、政治的解決を受け入れるようになるからだ」と語り、異教徒軍の不安を和らげようとした。

 この情報を我々に伝えた者たちは、「何人かの異教徒軍の幕僚は、『オー、イェー!』と彼の発言を受け付けないことを示すヤジを飛ばし、憤慨と冷笑で応じた」語った。

 現在我々は、(占領軍将兵の)反抗機運が噴火、爆発するのを見守っているところだ。安っぽいアラブのメディアは報道しないが、敵は1年前と異なり物資の不足に陥っており、その解決策も無い。ペンタゴンは間近に迫った米大統領選のために、志願兵募集の活発化や予備役兵の反抗や召集拒否が、軍事的、心理的混乱要因となることを恐れている。

 ラムズフェルドを悩ます別の問題は、米軍司令部から今日発せられた命令を英軍将校連が拒否したことだ。英軍将校たちはラムズフェルドたち米国人に「我々は米軍のための生贄の羊ではないし、ブッシュやブレアのジョーカーでもない」と伝えた。この発言はラムズフェルドを怒らせ、「今の言葉を合同軍司令部に伝えよう」ともぐもぐ言った。恫喝である。
【米軍がファッルージャを総攻撃するために、首都近郊の防衛をバスラに駐留する英軍に要請したことを指していると思われる】

 米軍将校たちはペンタゴンのやり方に参っている。ペンタゴンは米兵の肉体的、精神的理由による任務遂行不能に関する軍医報告に疑念を抱くまでになったのだ。そこで米軍将校たちは、障害者数百人をイラク国外に撤退させる医療軍事委員会の多数の決定を破棄した。ペンタゴンは現地の司令官たちに、障害を誇張して記述する軍医に、より注意するよう要請した。

 また軍医たちに海兵隊員の間で増加し始めた自殺を「自殺」と認定しないよう命じ、代わりに「事故」もしくは「友軍による誤射」と表記するよう求めた。この報告書偽造を正当化するペンタゴンの口実は、「家族や同僚たちに、戦闘員の栄誉の記憶を持ち続けさせるため」とした。
http://www.albasrah.net/maqalat_mukhtara/arabic/1004/badran_171004.htm

アラブの声ML 齊藤力二朗
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