【ねこまたぎ通信】

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イラク駐留米軍の子供による盾作戦で自爆攻撃の被害増大

人間の盾作戦の真偽はともかく,なんだか悲しい光景だなあ.


 イラクでは首都バグダードで自動車による連続自爆事件が9月30日に起き、21人の子供を含む25人のイラク人が犠牲になったが、同日付のイスラム・メモは、その遠因は米軍が最近採用した子供を盾に使う作戦にあるとする特派員報告を伝えた。

 イラク武装勢力は21人の子供の命を奪ったこの事件の責任を、イラク抵抗勢力の再三の警告に耳を傾けなかった子供たちの家族にあると非難した。

 30日の日没前に首都のアーミル地区で散布されたビラは、「イラク抵抗勢力は、爆破された米軍車列に近くに居た子供たちが死亡した原因と責任は、その家族にある」としている。事件では少なくとも39人の米兵も死亡している。

 事件直後に本紙特派員が2台の爆発物搭載車が爆発した現場で得た情報によると、米軍は約3週間前から、パトロール中に子供たちを車列に引き寄せるために安価なお菓子や遊ぶためのボールを投げ与え、人間の盾として利用する作戦を採用していた。今回も同様なことをしたため、水道事業所再開のアメリカによる祝典を警護する装甲車などの軍用車両の周囲に大勢の子供が集まっていた。

 抵抗勢力は1年以上前から、イラクの民間人に正当な攻撃対象と目される米軍に近寄らないよう警告していた。米軍が無辜の子供たちを人間の盾として利用し始めると、抵抗勢力は改めて3週間前に、住民たちがこの指令に従わないと強く非難した。指令は、モスク(イスラム礼拝施設)での(説教時の)警告や、通行人や住居へのビラ配布、張り紙などさまざまな方法で伝えられた。

 更に29日からも米人が集まる場所に近づくと命が危険に晒されるとする警告を発していた。しかし、抵抗勢力の作戦上当然のことながら、襲撃が起きる時刻は発表されていなかった。

 目撃者によると、事件の30分前に見慣れない背が高く痩せた男が現れ、子供たちをアメリカ人の居るところに近づかないよう激しい調子で追い払っていた。最初の自爆車両の運転手自身が子供たちの存在に驚き、直ちに空に向けて警告のために発砲したが、爆破時刻直前であったため惨事となった。アーミル地区の米軍責任者の将軍は祝典参加に遅刻したため命拾いをした。

 なお米軍はほぼ連日、下劣な方法により情報を入手しようと子供たちを拘束してきた。最近のペンタゴン内部報告が認めるように、イラク戦争イスラエルのための戦争ならば、本紙の政治アナリストはこう語る。「このような政策は世界シオニズムにとって目新しいものではない。(イスラエルによる)バハル・アルバカルやディール・ヤーシーンなどの(パレスチナ人)大虐殺を見よ。爆発物を詰めたおもちゃを道路にばら撒いたではないか!」
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バスラ・ネットも、チョコレートを使った同様の子供引き寄せ作戦を報道している。米軍の目的は、抵抗勢力から米軍を守るために子供を盾に使うことと、子供を殺害することでイラク人を跪かせ占領を受け入れさせるためだとしている。

http://www.albasrah.net/maqalat_mukhtara/arabic/0904/moradi_300904.htm

アラブの声ML 齊藤力二朗