インドネシア大統領選、選挙戦始まる

　初めて国民の直接投票で正副大統領を選ぶインドネシアの大統領選（７月５日投票、任期５年）の選挙運動が１日始まった。正副大統領候補の５組のペアはこの日朝、ジャカルタ市中心部で開かれた、運動期間の開始を宣言する中央選管の式典に顔をそろえた。各陣営はその後、市内をパレードし、約１カ月にわたる選挙戦の火ぶたが切られた。

　大統領選は、再選を目指すメガワティ大統領のほか、４月の総選挙で第１党になったゴルカル党のウィラント元国軍司令官、世論調査で圧倒的な支持を得るスシロ・バンバン・ユドヨノ前政治・治安担当調整相の３候補が有力視されている。

　各陣営は、中央選管が支持者同士の衝突を避けるために地域ごとにあらかじめ割り振った日程に従い、来月１日までの間、国内各地で遊説活動を繰り広げる。 (06/01 10:53)

asahi