インドネシアのマルク州で宗教抗争、10人死亡
【アンボン(インドネシア) 25日 ロイター】 インドネシア東部マルク州の州都アンボンで25日、イスラム教徒とキリスト教徒の衝突で少なくとも10人が死亡し、キリスト教会や国連事務所が焼き打ちに遭った。
複数の目撃者と警察当局が明らかにした。負傷者は90人近くに上っており、2002年2月の和平合意以来、最悪の宗教抗争となった。
市内では銃声と爆発音が聞かれ、黒煙も目撃された。ただ、暴徒の大半は石やナイフを使用しおり、誰が発砲していたかは不明。
警察関係者がロイター通信に電話で語ったところによると、事態は既に沈静化しているが、警官や兵士らが終夜警戒にあたるという。
2004/04/26 9:32