【ねこまたぎ通信】

Σ(゜◇゜;)  たちぶく~~ Σ(゜◇゜;)

面白いのでゲンダイだ(ワラ

戦争を始めた米英でさえブッシュ、ブレアの支持率大幅低下、
スペインでは政権転覆で撤兵開始、イタリアも世論は撤兵を求めている世界の大勢の中で、
日本だけは自衛隊駐留賛成、小泉内閣支持50%以上という異質の民主主義国

戦争に反対する者は中傷され、お上を支持する人が73%も
いるこの国では、弱者をいじめ汚職やり放題の自民党
疑惑の公明党と手を組んで、どんなデタラメをやっても
あらゆる選挙に負けることはないというマトモな人間なら
脱出したいような戦前への逆行が露わになっている
 ブッシュ大統領の「イラク戦争」が破綻し始めた。イラク全土で反米闘争が火を噴き、わずか10日間で米兵90人が戦死。まさに「第2次イラク戦争」「ベトナム化」である。

 手に負えなくなったブッシュ大統領は、とうとう「国連」を引っ張りだしてきた。「これまで米国は『血を流した米英がイラクを統治する』と露骨に“国連外し”をやってきた。それが百八十度転換です。米国の傀儡だった“イラク統治評議会”を解散し、国連主導で新暫定政権のメンバーを人選するという国連案を全面的に受け入れた。いかに追い込まれているかの裏返しです」(駒沢女子大教授・渡辺光一氏=国際政治)

 イラクの「ドロ沼」を見せられ、各国の世論も一斉に「イラク戦争ノー」に動き始めている。

 戦争を始めたブッシュとブレアの支持率は急落。ついにブッシュ大統領の支持率は43%と過去最低を記録。米英と一緒にイラク戦争を強く支持したスペインのアズナール政権は「列車爆破テロ」をキッカケに政権から転落した。「イラクに派兵している大半の国が、撤退を模索し始めています。オランダ、ポーランドホンジュラスカザフスタン……ときりがない。政権交代したスペインの新政権は、早くも『15日以内の撤退方針』を決定した。イタリアのベルルスコーニ政権は『撤退する気はない』と強気だが、国民の7割が“撤退”を求めている。いずれ撤退に追い込まれるでしょう」(渡辺光一氏=前出)

 米ABCの調査によると、なんと米国民の71%が「イラクからの早期撤退」を求めているという。国際世論は明らかに「イラク戦争反対」なのである。

◆ 「イラク戦争は失敗」の世界的論調に逆行する日本 ◆

 ところが、日本だけが世界の動きに逆行している。

 ブッシュ、ブレアの支持率が急落しているのに、小泉首相の支持率は51%と過半数を維持。さらに、イラクから逃げ出す国が続出しているのに「自衛隊派遣を続けるべきだ」が50%と「撤退すべきだ」の32%を大幅に上回る。「人質事件で自衛隊撤退を拒否したのは正しい」は73%である。

 何からなにまで、欧米先進国の有権者と正反対ではないか。
イラクに派兵している各国の国民は、ドロ沼のイラクの現状を見て『やはりイラク戦争は間違いだった』『早期撤退すべきだ』と当然のように考えている。ところが日本の有権者は、派兵前にあれだけ反対していたのに、これだけ状況が悪化しても『撤退すべし』の声を上げない。先進民主国から見たら、非常に奇妙に映るはずです」(法大教授・五十嵐仁氏=憲法

 小泉政権は政権転落どころか、来週の衆院統一補選で圧勝するなんて予測まで出ている。きのう(19日)も「(イラク派兵は)国民の理解を得られていると思う」と自信満々だ。この国の民主主義は、世界のスタンダードと違いすぎる。


■ 病名つけられホテルに缶詰め 寄ってたかって“口封じ”された人質3人

 イラクで先に解放された人質3人が重く口を閉ざし、帰国後も会見も開かないのは一体なぜなのか。「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」と診断されたからというが、実は「各方面から“口止め”されている」ともっぱらなのだ。

▼ 「英雄にさせない」が、小泉政権の方針だが ▼

 18日に帰国したボランティア活動家の高遠菜穂子さん(34)、フリーカメラマンの郡山総一郎さん(32)、市民団体代表の今井紀明さん(18)の3人は、きょう(20日)午前にそれぞれの自宅に向かう。家族側は「7日間は取材に応じない」としており、会見よりまず休養ということらしい。

「3人が帰国前に滞在したドバイの病院でPTSDと診断されたから、といわれますが、診察した医師は、現地の日本大使館から『3人の様子については(マスコミに)話すな』と箝口令を敷かれています。そのため、PTSDは会見を開かないための“口実”とみられているのです」(外務省事情通)

 小泉政権は25日の統一補選を意識して、最初から「3人を絶対に英雄にさせない」方針だ。高遠さんらは帰国の機中でも最後尾に座らされ、同行の記者連中と接触できないように政府関係者にがっちりガードされていた。