【ねこまたぎ通信】

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イラク統治評議会: 崩壊の危機 米軍の攻撃を批判

2004年 4月11日 日曜日   □□□□ □■  (転送歓迎)

きょう紹介するニュース&その他
  ・イラク統治評議会: 崩壊の危機 米軍の攻撃を批判
  ・日本人3人解放、24時間以内に/三家族の声明


  ☆★統治評議会さえ、「米軍の行為は到底受け入れられない」

イラク統治評議会: 崩壊の危機 米軍の攻撃を批判、閣僚ら離脱
毎日新聞 4月11日 朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20040411ddm002030157000c.html
 バグダッドイラク統治評議会(25人)のメンバーで同評議会安全保障委員長だったアヤド・アラウィ氏が9日、評議会を辞職した。ファルージャなどでの米軍の武装勢力掃討作戦に反対しての辞任。米英占領当局(CPA)を批判して職務を停止する評議会メンバーが続出しているほか、辞任する閣僚もあり、昨夏発足した統治評議会体制は崩壊の危機にひんしている。・・・シーア派のアブドルカリム・ムハンマダウィ氏・・・スンニ派のガジ・アジル・ヤワル氏・・・ともに、ファルージャでの米軍の住民攻撃に反対の姿勢を鮮明にしたものだ。
イラク統治評が米軍の封鎖戦で硬化、即時停戦訴え
読売新聞 4月11日 01:52
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040410i115.htm
 バグダッドファルージャなどスンニ派三角地帯での戦闘とシーア派反米指導者ムクタダ・サドル師支持者による騒乱が続く中、イラク統治評議会は10日、米軍のファルージャ封鎖戦の激烈さに態度を硬化、即時停戦を訴える声明を発表する事態に至った。・・・統治評議会を構成する各組織の米国への憤まんは今や頂点に達している。9日までに既に閣僚2人が抗議の辞職、主要組織「イラク国民合意」のイヤド・アラウィ氏も統治評離脱を表明した。

反戦集会: 全米50都市で開催 イラク情勢受け
毎日新聞 4月11日 09:46
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20040411k0000e030028000c.html
 旧フセイン政権崩壊から1年が経過し、混迷の度を増すイラク情勢を受けて10日、首都ワシントンなど全米各地で反戦集会が開催された。 昨年3月のイラク戦開戦以来の米兵死者は650人を超えたが、米軍と反米武装勢力の衝突はますます激化する一方。参加者たちは「泥沼化したベトナム戦争の二の舞いにするな」「イラク占領を即刻中止しろ」と口々に叫んだ。


  ☆★日本人3人解放、24時間以内に/アルジャジーラにFAX

●Iraqi group to free Japanese hostages
 Sunday 11 April 2004, 0:18 Makka Time, 21:18 GMT
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/75D2F232-7F1B-4909-9F9E-B8C41B0E93D0.htm

 3人の日本人人質を誘拐したというイラク人グループは、彼らを殺すという脅しをひるがえし、24時間以内に解放するだろうと述べた。

 土曜日にアルジャジーラ送られてきたFAXで、サラヤ・アル・ムジャヒディーンは、イラクムスリムウラマー協会(イスラム教聖職者協会)からの呼びかけに応じて人質を解放する、と発表した。このグループはまた、日本国民に対して、日本の軍隊(自衛隊)をイラクから撤退させるよう政府に圧力をかけることを呼びかけた。 (以下、略)


 ☆★高遠・郡山・今井3氏の家族みなさんからの声明です。

家族の声明

我々被害者家族は、イラクアルジャジーラ放送による速報より「拘束者3名の24時間以内の解放」という報道を確認しました。言葉にできないほどの安堵感を感じています。

我々の家族の解放に尽力いただいたアルジャジーライラクムスリムウラマー協会をはじめとする、世界中の仲間に対して、心からの感謝をささげますと同時に、改めてこのような混乱を招いたことをお詫びいたします。

しかしながら、家族の心境としては無事な姿を確認するまでは不安は依然ぬぐえないのも事実です。

引き続き、我々は自衛隊の即時の撤退と、イラクからの全ての武力の廃絶を訴え続けます。即刻の停戦を求めます。同時に我々は、継続してイラクを初めとするアラブ諸国の皆様と共に、平和な社会を目指したいと考えております。

また解放の速報以前にワールド・オファーより配信された川口外務大臣のコメントに対して、その文中に使用された「怒り」・「わが国の自衛隊もこのために派遣されているのです。」という表現を、配信以前に削除することを要求しました。削除することができないなら放映の中止を求めました。

繰り返します。我々は継続して、イラクを初めとするアラブ諸国の皆様と共に平和な社会を目指したいと考えております。

2004年4月11日 AM4:43
家族一同