【ねこまたぎ通信】

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イラク中部で韓国人拉致、スペイン人グループも?

 イラク中部で8日、韓国人宣教師ら7人が武装勢力に拉致された。これとは別に、スペイン人と米国人のグループも、イスラム教シーア派強硬派のムクタダ・サドル師が指揮する民兵組織「マフディ軍団」の人質になった、との情報がある。さらに英国の民間人が誘拐された可能性も出ている。
 韓国の韓国文化放送(MBC)テレビによると、同国のキリスト教団体の宣教師らを乗せた車列が8日午前、バグダッド北方約25キロのタジ近郊で、占領軍と武装勢力との銃撃戦に遭遇。武装勢力は宣教師ら7人とイラク人約30人を拉致し、逃走したという。
 また、AFP通信によると、マフディ軍団は8日、複数のスペイン人と米国人とみられる1人を人質にとっていることを明らかにした。占領軍が拘束したサドル師の側近ムスタファ・ヤクビ氏との交換を要求しているという。
 マフディ軍団のスポークスマンは、バグダッドシーア派住民が多く住むサドルシティーでAFP通信に対し「占領軍の兵士を人質にしている。大半はスペイン人だが、1人は恐らく米国人だ」と語った。
 駐留米軍のサンチェス司令官は同日の記者会見で、連合軍の兵士が拉致されたとの情報はないと明言。しかし、マフディ軍団の発表が事実だとすれば、民間人が巻きこまれた可能性はある。
 また、ロイター通信は8日、南部ナーシリヤで、英国人男性(37)が誘拐された、と報じた。男性はナーシリヤの米軍基地で仕事をしており、5日から行方が分からなくなっている。犯人像は明らかになっていない。英BBCによると、男性は同僚らと車で基地を離れた後、消息を絶っており、複数の外国人が誘拐された可能性もある。
 イラクでは、ナーシリアで5日、韓国人の人権活動家ら2人が、イスラム教シーア派武装勢力に拉致され、その後で解放された事件が起きている。 (04/08 23:44)