【ねこまたぎ通信】

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GWの日本人旅行者、31%の大幅減少

JTBが9日に発表したゴールデンウィーク(GW、4月24日〜5月4日の11日間)の海外旅行動向調査によると、タイを訪れる日本人旅行者数(商用、業務による出張除く)は、前年同期比31%減の1万8,000人に落ち込む見通しだ。イラク戦争新型肺炎SARSの影響が深刻化しており、香港旅行者は2万5,000人から3,000人に急落する見込み。海外旅行者数は全体でも35.9%減の31万4,000人と振るわず、1992年の31万1,000人に次ぐ低水準になりそうだ。過去10年のピークである56万4,000人(2000年)からは44%減となる。戦争以外にも「曜日配列に恵まれず、景気も低迷」(JTB)し、旅行予約の手控えが目立つ。

地域別ではイラク戦争の影響が大きい中東・アフリカ・南米が6割減少。SARSがまん延するアジアは4割減となりそうだ。欧州、オセアニアは25%減にとどまる見通しだ。

アジアでは香港が88%減とほぼ壊滅状態。台湾も前年から半分程度に落ち込む見込み。中国、シンガポールはSARS流行にもかかわらず、37〜38%の減少にとどまりそうだ。

タイの1万8,000人は96年の水準。98年から訪タイ日本人観光客は5年連続で増加し、昨年は2万6,000人と過去最高を更新していた。

今回の推計は3月5〜14日に実施したアンケート調査2,200人(回収率61.5%)、JTBの販売状況、航空会社予約状況、業界動向をまとめた。